2011年3月28日 (月)

ブリスベンに行ってきました

2011brisbane週末、隣の州になるクインズランド州の州都、ブリスベンに行ってきました。今年1月に大水害のあった街です。
街は画像の通り、一見すると普段通りのように見えますが、実際には道は至る所で陥没し、川の両岸にある公園や船着き場、レストランなどは水害により流されてしまったものや、水没して営業ができなくなった場所が多く見られました。
何より私自身、水害を実感したのは宿泊先でした。洪水の影響により地下の駐車場が閉鎖され、車は近所の路上に駐車しなければいけません。ホテルの電話は未だ不通でしたが、携帯があるのでこれは不便には感じませんでした。一方で地下にあったエレベーターシステムが故障しているためエレベーターが使えず、部屋までは薄暗い非常階段を利用しなければいけません。部屋はフロアナンバー5。オーストラリアは1階をグランドフロアと呼びますので、日本の階高で呼ぶと6階になります。そのため週末は随分と足腰を鍛えることができました。

ブリスベンの水害では予め洪水範囲が予測できたため人的被害はほとんどありませんでしたが、物的なダメージは大きく、発生より3ヶ月が経過してもまだ復旧できていない箇所が目立ちます。
これを目の当たりにしながら、さらに規模の大きな被害の広がる日本の復興について考えてしまいました。

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2010年3月26日 (金)

緑色のセミ

2010midorisemi私がオーストラリアに来た当初、驚いたことの一つがこのセミです。セミは茶色いものと思い込んでいましたので、最初はキリギリスかクツワムシの仲間かと思ってしまいました。
画像のものはレモンの葉に止まっていた小さな種類のセミですが、これ以外にクマゼミ(アブラゼミより一回り大きめのセミ)ほどの大きなものもいます。お腹はドーム状になっているようで、鳴き声も響くようなやや低音。なのでセミの声とは思えません。もちろんこれら以外に「普通」のセミもいます。
今回、たまたま良い写真が撮れたのでご紹介をさせていただきました。

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2008年7月22日 (火)

トウモロコシ農園に行ってきました

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今日は知人のトウモロコシ農園でハーベーストをするので見に来ないか、と誘われ見学に行ってきました。農園は川沿いの湿地帯にあり、周囲にはティーツリーやサトウキビの畑も。舗装された道から離れて数キロ行ったところにこの農園はありました。
実は行くまで知らなかったのですが、トウモロコシと言っても、粉にしてコーンチップスやコーンスターチなどを作る為の品種なので、畑は枯れたトウモロコシが突っ立っている状態。緑の繁るスイートコーンの畑をイメージしていたので、少しビックリでした。しかし、トウモロコシってよく考えればたしかに「野菜」としてではなく、「穀物」として食べるが事が結構多いですよね。畑には1メートル間隔ほどで一列になってコーンが植えられていました。

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収穫は巨大なフォークリフトのような機械で行われます。機械の先端にはバリカンのようなカッターが装着されていて、トウモロコシを幹から切り取ります。これが機械に入って、その後に何がどうなるのか私には理解できませんが、皮が剥かれて、芯から外れたコーン粒がこの機械の運転席の後ろにある荷台に集められる仕組みです。ちなみにはぎ取られた皮と芯、そして幹の部分は細かく刻まれて、機械の背後から勢いよく排出されます。なので機械の後ろはかなりホコリっぽい状態。ちなみに今回乗せてもらった機械は運転席がガラスで覆われてエアコン付きですからなかなか快適でしたが、窓さえない機械もあるので、こんな場合はホコリと騒音とで大変なのだそうです。
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この農園ではトウモロコシ以外にも大豆を生産していて、大豆の収穫にも先端のバリカン状のカッターを交換する事によって同じ機械が使えるのだそうです。
ただ、畑の一角には収穫の跡もない全くの荒れ地がありました。これは先日の、多くのティーツリーの畑を冠水させたあの洪水で被害にあった場所でした。この畑の場合はごく一部の被害で済みましたが、近所の農園では200エーカー(約24万坪)の農園の80%近くが冠水し収穫ができなくなってしまったそうです。
オーストラリア内陸側では水不足・旱魃で作物ができず、ここでは洪水で作物ができず・・・なかなかうまくいかないものです。

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2008年4月12日 (土)

メラルーカステーションに行ってきました

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随分以前から気になっていた「メラルーカステーション」という観光施設に行ってきました。場所はゴールドコーストの中心街から車で30分ちょっと南に行った、パシフィック・ハイウェイ沿い。ムウルンバーという街の入り口に位置しています。なぜ気になっていたかといいますと、その名前が「メラルーカ」となっていたから。メラルーカとはティーツリーの木を含む植物種の学名で、ティーツリーオイルを指してメラルーカオイルと呼ぶケースもあります。そして何より、施設の周囲にはティーツリーの畑が広がっていますから、当然ティーツリーに関連する観光施設と想像して以前から一度、訪れてみたいと思っていました。
建物は駅を模した作り。名前がステーションなのですから、当然といえば当然ですか。。。そしてそのゴージャスな入り口を越えると本当にヨーロッパの駅のような内部。左右には客車があり、さながらプラットフォームに立っている感覚です。
ただ残念ながら、ティーツリーに関する大きな展示がある訳でもなく、テーブルにティーツリーオイルが並べて売られているほかは、普通の高速道路のサービスエリアのような施設でした。
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それでも、施設の周囲にはティーツリーの畑が広がっています。観光スポットとしての魅力は正直なところあまり感じられませんでしたが、ゴールドコーストから近いという事もありますので、実際にオーストラリアでティーツリーがどのように栽培されているのか関心のある方は立ち寄ってみられると面白いかもしれませんね。


大きな地図で見る

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2007年8月 7日 (火)

ユーカリの電柱

突然ですが、今日の話題は電柱。
日本ではコンクリート製の電柱ばかりですが、オーストラリアでは木製の電柱が今でも主流です(というか、そもそもコンクリート製のものを見た事が無い気が・・・田舎だからでしょうか??)。
で、この電柱に使われているのがユーカリの木なのです!

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で、このユーカリの木ですが実にまっすぐに、杉の木のように伸びてくれるので、形として電柱に最適な上、虫食いの被害に合うことも少ないので、実に頼りになる電柱になってくれています。

Denki

もちろん、表面には木が腐りにくいように薬品が塗布してありますので、やや緑がかった色に仕上がっています。
写真の電柱は街中の電柱ではなく、フットボール(オーストラリア式のラグビー)の競技場に設置されたものですので、通常よりかなり高いものです。15~20メートルほどはあるのではないでしょうか。

大都市の中心部や新興住宅地では最近は地中に埋めてしまうのが主流ですので電柱にはあまりお目にかかりませんが、少し古い町を訪れると、まだまだこんな「ユーカリの電柱」に必ず出会うことでしょう。オーストラリア旅行をされる方、旅の話題の一つにちょっと「ユーカリの電柱」を探してみてはいかがですか?

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2007年6月28日 (木)

オーストラリアは年度末になりました

オーストラリアは6月が年度末になります。いつも法律や税金のルールなどがこの6月末日を境に変わりますので、オーストラリアにとってはとても重要な意味を持っています。

しかし今年は大きな変更はないようですので、好景気もあって、もっぱら年度末の決算大バーゲンセールばかりと言う感じでしょうか。新車やプラズマテレビやパソコンなどなど高額家電製品が本当に飛ぶように売れています。

Sale1 中にはこんな、ものすごいお店のディスプレーをしているところも。店の外だけでなく、中までこの垂れ幕がぶら下がっていて、歩きにくいほどです。

ここまで派手なディスプレーは珍しいとしても、多くのお店が決算セールを競い合っています。全品半額など、バーゲン価格でここまで下がるのなら、日頃の価格が高すぎるのだと、思ってしまうのですけど。。。

在庫を減らすのがバーゲンの目的ですから、在庫の補充を控えて、お店の商品棚がガラガラになってしまい、思わず「店じまいするの?」と思ってしまうようなお店もチラホラ。

しかし私たちのお気に入りのお店は、本当にいつも良く安い商品を販売しているお店で、この時期のバーゲンセールはしませんが、年度末であってもキチンと在庫をもって、必要な商品を揃えていてくれます。実はこちらの方が顧客としてはありがたいように思います。

ということでTea Tree Farmsも年度末のバーゲンセールはしていませんが、1年間を通じて良い価格で良い品質の商品を安定してお届けしたいと思います。

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2007年4月 8日 (日)

逸品? 一品90万円の夕食

今日はティーツリーとは全く関係のない話題なのですが・・・

つい先日、海沿いのレストランで夕食を食べたときのお話。
食べ終わって出てきた請求書がこれでした。

9000dollers_dinner 一品が9000ドル。最近の為替レートで換算すると何と90万円という、とても「素敵」な値段になります!

で、何がそんなに高いかといいますと、料理の名前は「フィッシュ・オブ・ザ・デイ」。直訳すれば「その日の魚」と言う名前の、日替わりの魚料理です。なので料理の内容も、値段も毎日変わります。

もちろん、本当にこんなに高いわけはなく、その日の料理の価格をレジに入力する際に間違って入力してしまった事が原因の、単純なミスですから、店員さんとも笑い話で済みましたが、価格があまりにも素敵なので、思わず請求書をもらって帰ってきてしまいました。

で、そのレストランが90万円を請求しようとした料理が、下の写真。たしかに美味しい魚料理ではありましたが、90万円払うほどの料理には見えませんね(笑)。

9000dollers_dinner2

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2007年2月28日 (水)

寄付金についてのご報告

Tea Tree Farmsでは売上金の一部を社会貢献への取り組みとして寄付させていただいていることはホームページでもご紹介させていただいていますが、今日はその内容について具体的にご紹介をさせていただきたいと思います。

Tea Tree Farmsではオーストラリアにある、体に障害をお持ちの方の自立支援施設2箇所に寄付をさせていただいています。そのうちの一つ、ハウス・ウィズ・ノーステップスという名前の施設で新たにカフェの増改築と公園設備の整備が行われることになりました。計画自体が資金不足からすでに1年ほど遅れているのですが、今回無事に着工される事になりました。
今回の工事で子供たちが水遊びを楽しめる公園設備のほか、カフェの増築などにより12人の方が新たに仕事を得られることになります。

この施設へのTea Tree Farmsよりの寄付金額は日本円換算で約25万円ほどになります。全体の計画予算額からすると小さな貢献ではありますが、Tea Tree Farmsの商品をお求めいただいた多くのお客様、一人ひとりの心に支えられた、真心の数では最大クラスの寄付・貢献になっているのではないかと思います。

まもなく工事が開始される予定で、既に皆さんの研修も始まりました。カフェでは注文の聞き方、接客マナーなど、まだまだ研修は大変ですが、活き活きとした笑顔に出会えます。
工事が完成しましたら、今度は画像を交えてご紹介をさせていただきたいと思います。

まずは今回の着工にあたり、当ファーム商品をご選択いただき、寄付を支えてくださいましたお客様に御礼とご報告を申し上げます。

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2006年5月 9日 (火)

マカデミアナッツ農園に行ってきました

先日、皆さんの出荷する商品の出荷梱包を担当するマリーさんの自宅にあるマカデミアナッツ農園を訪ねてきました。土地の広さは約2万5千坪。ものすごく広い印象ですが、農園の規模としては「小さい」部類に入ります。
今はハーベスト(収穫)のシーズン。農園のあちらこちらにナッツが落ちています。足元に気をつけないと丸いナッツを踏んで、転んでしまいます。見上げると木にはナッツがたくさんなっていました。

Mac3 Mac4
Mac5 Mac2

ナッツは緑色の皮に覆われています。皮は3ミリほどの厚さ。その下に今度は硬い殻に覆われたマカデミアナッツが入っています。この殻を割ると真っ白いマカデミアナッツが・・・。しかし殻は非常に固く、ハンマーがなければ割れません。

収穫は地面に落ちているナッツをトラクターに搭載したナッツピッカーで拾い上げます。ナッツピッカーには樹脂でできた8センチほどの突起が無数に出ていて、この間にナッツを挟みこんで拾い上げます。トラクターを運転しているのはマリーさんのお父さんです。

Mac1 Mac6
Mac7 Mac8

このあとナッツは外皮と取り除いて大きさを選別したのち、サイロで乾燥させられます。そうしてマカデミアナッツ工場に持ち込まれて、商品として世界各国に出荷されてゆきます。マリーさんの農園のナッツは日本向けに食用として出荷されるものが多いそうですので、読者の皆さんの中にはもう食べられた方もおられるかもしれませんね。

農園の境界には小川がゆっくり流れていて、灌漑用の用水として使われています。この小川にはカモノハシが2匹住んでいて、早朝や夕方に見ることができるそうです。

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2006年4月21日 (金)

お釣りに色々な国のお金が・・・

オーストラリアのお店で買い物をすると時折、見かけないコインを手にすることがあります。毎年のように記念硬貨の出される1ドルや50セントといった硬貨なら見慣れていなくても当たり前なのですが、20セント(約18円)硬貨の場合は事情が異なります。

20セント硬貨は銀色の直径2.8センチ、500円玉より少し大きく、1.5倍ほどの厚みのあるズッシリとした重い硬貨です。表面には女王エリザベス2世の横顔、そして裏面には水に泳ぐカモノハシの絵と20セントを表す「20」の数字が描かれています。が、時折このカモノハシ君、何故かキウイという鳥に変わります。そう、あのニュージーランドに住む鳥のキウイ。実はこの20セントコイン、ニュージーランドの20セントコインなのです。色も大きさも同じ。ただし同じように女王の横顔の描かれた表面には「ニュージーランド」と書かれています。厳密に言えばニュージーランドのコインはオーストラリアでは使えないのですが、おおらかと言いますか、いい加減と言いましょうか、何故か20セント硬貨だけは気にされずに広く流通しています。細かい事を言いますと外為市場ではNZドルのほうが豪ドルより常に1割ほど安いので、本当は受け取ると2円ほどの損になります。

これ以外に時折混ざるのはフィジーの20セント。こちらもサイズが同じでちゃんと女王の肖像が。ちなみに価値の上では豪ドルより2割ほど安いですから受け取ると4円の損。

そして先日、酒屋で受け取ってしまったのはニューカレドニアのものと思われるコイン。大きさもほぼ同じでこちらも20とは書かれていますが、ニューカレドニアはフランス領ですから通貨の単位が違います(ドルではなく、パシフィック・フランと言うらしいです)。もちろんエリザベス女王の肖像が描かれているはずもありません・・・これはちょっと・・・行き過ぎじゃないかなぁ・・・という事で記念にとって置くことにしました。

皆さんもオーストラリアへお越しの際にはお釣りのコインに注目してみてください。

写真はオーストラリアの20セントと、ニューカレドニアのものと思われるコイン
Coin1 Coin2  

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