藁束を作っている農園さんに行ってきました
先日、知人で藁束を作っている農園さんに自慢の「自動機器を活用した刈り取り作業を見学しませんか?」とお誘いを受けて訪問してきました。

作られているのは藁の束。園芸・農作業や家畜の飼料用として使われるものです。天候を見ながら、束を作る数日前に刈っておいて、そのまま天日で乾燥させます。

次にこの藁をトラクターに連結したプレス機器で拾い上げてゆきます。

藁を拾い上げる部分はちょうど掃除機のヘッドにあるブラシのようなイメージですね。でも掃除機のように絡まることなく、スムーズに拾い上げてゆきます。

拾い上げた藁は圧力をかけてプレスされ、四角い厚さ5センチほどのタイル状の形に。これが何層か重ねられブロック状にされ、さらに自動でヒモがかけられて、出てきます。

プレス機の後ろには荷台が設けられていて、このようにプレスされた藁の束が整然と並びます。

荷台が藁束でいっぱいになると、こうして荷台を起こして、地上に落として次の作業に進みます。藁束は別のトラックで倉庫に運ばれます。
と、こんな感じでした。オーストラリアでは藁束はこんな風に作られています。広大な土地での炎天下の作業ですから仕事は楽ではありませんが、自動化されているので、一人で作業が可能になっています。農園と言っても牧草が茂っているだけで、農薬も肥料も必要ありませんが、唯一の「天敵」は隣接する牧場の牛なのだとか。フェンスの向こう側から首を伸ばして食べにきます。
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