「過酷な環境」はティーツリーに「適した環境」
夏は地割れするほどに乾燥し、秋から冬にかけての雨期には逆に沼地になってしまう、そんな過酷な環境で育つのがティーツリー。
こんな話を以前からこのブログでも何度かご紹介していますが、今回は実際のどのような環境なのかを画像でご紹介したいと思います。
まず、1つ目の画像。昨年10月に撮影した初夏のティーツリーの畑の様子です。地面は適度に乾燥し、この時点ではトラクターで作業が可能な状況です。
次の画像は同じ畑で今年7月に撮影したもの。ハーベストが終わった直後に大雨が降って畑が湿地化してしまっている様子です。水が入って池か、田んぼのようになってしまいました。こうなると作業用の大型トラクターも入ることができません。
で、ティーツリーはといいますと、こんな様子です。
水面から細い木が突き出ているの見えると思いますが、これがティーツリー。ハーベストの際にここまで切られてしまうんです。それが1年ほどでまた最初の画像のように伸びますから、その強い生命力に驚かされますね。
このような土地は過酷すぎて他の作物にはあまり適しませんので、ティーツリーの栽培に利用されるのですが、ティーツリーの木自体がこの地域のネイティブな植物ですから、このような過酷な環境こそ、最も生育に適した環境でもあるのです。
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