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2016年7月25日 (月)

「ニュージーランド産のティーツリー」の正体とは?

Manuka「ニュージーランド産のティーツリーを探しているのですが・・・」

そんなお問い合わせとともにここ数日、出荷が増えているのがこの木から抽出されたエッセンシャルオイル。その名は「マヌカ」。

ニュージーランドでは、しばしばこの木を指して「ティーツリー」と表現するため、混乱が生じているようです。
植物の主な生産地が共にオセアニアであり、植物自体も見た目が少し似ていて、さらに双方のオイル共にその強力な抗菌効果が特徴のため、混乱に拍車がかかっているのです。

一方で共に高い抗菌効果があるものの、抗菌成分はそれぞれ全く別の成分。オイルの構成成分も全く異なりますので、香りも全く似ていません。
植物自体も見た目は似ていますが、植物学的分類では別の系統で、マヌカはLeptospermum種の植物、ティーツリーはMelaleuca種の植物です。ちなみにレモンティーツリーはLeptospermum petersoniiという学名を持っており、実はマヌカに近い事が分かりますね。

ということで、もし「ニュージーランド産のティーツリーオイル」をお探しであれば、マヌカオイルをご選択下さい。

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2016年7月22日 (金)

【体験談】旅先でティーツリーを使って靴のニオイ対策

Img_3654先日、出張でスタッフが活用したのがティーツリーオイル。使ったのは靴のニオイ対策でした。

出張先や旅先では普段よりたくさん歩く方も多いのではないでしょうか。そうすると足が蒸れて、靴のニオイが気になったりしませんか?

先日の記事ではティーツリーのダニ駆除スプレーを活用する方法をご紹介しましたが、ティーツリーオイルは日頃から持ち歩いているものの、スプレーを持っていなかったため、オイルをそのまま活用してみました。

用意したのはホテルの部屋にあったハンドタオル。

これを水で濡らして軽く絞ります。ここにティーツリーオイルを10滴ほどドロップ。その後、タオルを軽く揉んでオイルをタオルに含まれた水に撹拌。
あとはこのタオルを使ってニオイの気になる靴の中をしっかりと拭きます。そのまま一晩乾燥させると・・・
ティーツリーオイルの抗菌成分により、靴の中でニオイの原因となる雑菌に活動・増殖を抑制してくれて、翌朝にはニオイはすっかりなくなってしまいました。

旅のお供にオススメしているティーツリーオイル。ケガや傷の殺菌などのほかに、こんな便利な使い方がありました。

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2016年7月14日 (木)

精油で窓や網戸・玄関の虫除けスプレーを作る

2009big_mos エッセンシャルオイルは玄関や窓の虫除けとしても活用できます。

こちらオーストラリアは秋になり、ものすごく蚊が増える時期になりました。少し外に出ると蚊が、それもたくさんの数の蚊が追いかけてくる状況。
ヒーリングスタイルの「ハーブの虫除けスプレー」を使うと刺されませんから、とってもよく効くことは証明できて良いのですけれど、窓やドアの前でブンブン飛び回って、開くのを待っているように居座る蚊にはやっぱり困ります。そして、実際に戸が開くと素早く屋内に入り込んできます。
そこで作ってみたのが窓や網戸に使うスプレー。これで蚊を追い払う計画です。何より安価で簡単に作れるのが魅力ですね。  

<用意するもの>  
・スプレー容器  
・蒸留水(ペットボトル入り飲料水でも良い)  
レモンユーカリオイル  
ペパーミントオイル

今回は蒸留水125mlにレモンユーカリオイル10滴、ペパーミントオイル10滴を加えました。

バランスは作る全体量に合わせて調整してください。 オイルは水に溶けませんが、容器を良く振るとオイルが撹拌されて白く濁ったようになります。
こうしてしっかりと撹拌してから窓や網戸、玄関ドアなどにスプレーを使用します。特に初回は多めにしっかりスプレーしましょう。

効果は条件にもよるかと思いますが1週間ほどは蚊がほとんど近づいてきませんでしたので、かなり満足な結果でした。

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足のニオイ対策にティーツリースプレー  

Img_0794 真夏の外回り。オフィスや自宅に戻ったら靴の中が汗でぐっしょり、な んていう方も多いのではないでしょうか。
こんな状況がしばらく続くと湿った足や靴も不快ですが、気になるのはそのニオイ。意外に本人は気が付かないことも多いので注意が必要です。

ニオイの原因は汗だけでなく、そこに増殖する雑菌。ですから帰宅後にはできるだけ毎日、石鹸でしっかり足を洗うのがポイント。しかし靴の中までは洗えませんし、洗いきれなかった爪の間などがニオイの原因となることもありますので、活用したいのが強い抗菌効果を活用したティーツリースプレーです。
ティーツリースプレーはティーツリーオイルをアルコールで3%程度に希釈して作ることができます。
ただし靴などには良いのですが、足には刺激が強く、肌がカサカサになってしまいますので気をつけたいですね。 この場合は「水でうすめてつかえるティーツリーオイル(水溶液)」を5倍ほどに水で希釈してスプレーなどで使用する方法もあります。

私が個人的に活用しているのは「ティーツリーのダニ駆除スプレー」。
ダニ駆除と足のニオイ対策には何ら関係がないのでは・・・とお思いかも知れませんが、このスプレーの主成分はティーツリーオイル。シミになりにくいダニ駆除を目的とした成分構成にはなっていますが、一種のティーツリースプレーです。
ということで、夏の出張時には仕事が終わった後のホテルの部屋で洗った足と靴のにしっかりスプレー。とても大活躍してくれました。
靴の場合は内側にスプレーして風通しの良い場所で乾かすだけ。靴のニオイが抑えられれば玄関脇の靴箱の臭い対策にもなりますね。

夏の足のニオイ対策にティーツリーオイルの抗菌効果を活用してみませんか?

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2016年7月 2日 (土)

「過酷な環境」はティーツリーに「適した環境」

夏は地割れするほどに乾燥し、秋から冬にかけての雨期には逆に沼地になってしまう、そんな過酷な環境で育つのがティーツリー。
こんな話を以前からこのブログでも何度かご紹介していますが、今回は実際のどのような環境なのかを画像でご紹介したいと思います。

まず、1つ目の画像。昨年10月に撮影した初夏のティーツリーの畑の様子です。地面は適度に乾燥し、この時点ではトラクターで作業が可能な状況です。

20160702a

次の画像は同じ畑で今年7月に撮影したもの。ハーベストが終わった直後に大雨が降って畑が湿地化してしまっている様子です。水が入って池か、田んぼのようになってしまいました。こうなると作業用の大型トラクターも入ることができません。

20160702b

で、ティーツリーはといいますと、こんな様子です。

水面から細い木が突き出ているの見えると思いますが、これがティーツリー。ハーベストの際にここまで切られてしまうんです。それが1年ほどでまた最初の画像のように伸びますから、その強い生命力に驚かされますね。

20160702c

このような土地は過酷すぎて他の作物にはあまり適しませんので、ティーツリーの栽培に利用されるのですが、ティーツリーの木自体がこの地域のネイティブな植物ですから、このような過酷な環境こそ、最も生育に適した環境でもあるのです。

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