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2015年3月20日 (金)

【臨床研究データ】認知症患者さんへのアロマセラピー効果

ティーツリーファームズでは昨年から東北地方の医療法人さんと共同で認知症患者さんに対するアロマテラピーの効果について検証する臨床研究を実施させていただいています。

今回、このうちの一つの研究で著しい効果が確認されたため、このブログでそのレポートの内容を公開させていただきます。

試験は『アロマテラピー効果で不眠ゼロを目指して』をテーマに昨年11月から今年1月の3ヶ月間、5名の患者さんを対象に実施しました。

使用したオイル
メディフレグランス シニアアロマシリーズ
昼用(Day2)  ペパーミントを中心とした香りで構成  
夜用(Night)  ラベンダーを中心とした香りで構成
使用した機器
<昼用のオイル>
・1日1回午後のレクリエーション時間に対象者がいるホールにて使用 ・アロマの使用時間はホールに集まってから約3時間程度
<夜用のオイル>
・就寝時、対象者の居室にて使用(個室) ・・夜用(ラベンダー)オイル3滴を専用デュフューザーを使用し翌朝まで継続(21:00~5:00)

結果
Suiminラベンダーアロマテラピーで、対象者5名の、不穏状態が確認された回数と、見回り時の覚醒の総回数がアロマテラピー開始前7日間で71回であったが、アロマテラピー開始後は52回に減少していた(表1)。定期薬として睡眠アロマテラピー開始前は不穏時に精神安定薬を追加で服用していた対象者がほとんどだったが、アロマテラピー開始後は追加服用の回数が減った。

日中の活動に対する効果についてはレクリエーションの参加率を元に分析を試みたものの、すべての治験者が試験前、試験後共にすべてのレクリーエーションに参加したため、比較することができなかった。

まとめ
今回、睡眠障害をもった高齢者を対象に、シニアアロマを使用したアロマテラピーを行ったが認知症状の悪化は見られなかった。特に睡眠薬の頓服は効果が顕著に見られた。残念ながら、日中の活動意欲の改善効果を得ることができなかったが、ラベンダーによるアロマテラピーは高齢者の睡眠障害に非常に有効である可能性を得ることができた。
短期間の結果であることから十分に検証されたとは言い難いが、今後、継続的に使用することで、更なる効果が期待される結果であると思われる。

ーーー
この医療法人さんとは今回、結果がまとまった研究以外にも複数の研究を実施しています。他の研究でも睡眠に関する顕著な改善効果が確認され、夜間の睡眠が安定した結果、ケアマネジャーの夜間の仕事が緩和された、などの報告がありました。

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