エッセンシャルオイルをめぐる国際争奪戦!
石油や鉄鉱石、魚など、資源や食料を巡る国際市場における各国間の争奪戦があることは知られていますが、実は近年、エッセンシャルオイルやキャリアオイルにおいても同様の「争奪戦」が目立ってきました。
たとえば、主要生産者の生産が1年近くにわたって止まっているレモンティーツリーオイル。既に世界各国の主要ブランドからも在庫がなくなり始め、入手が困難になりつつあります。
4月1日より出荷を再開させていただく予定の再開後の初回ロットのオイルについても、実は入手できたのはティーツリーファームズを含む世界で3社だけ。まさに国際争奪戦です。「争奪戦」といっても価格バトルや謀略・調略といった類のものではなく、日頃のお付き合いの度合いが重視された「浪花節」的な部分が大きかったりしますが。
ホホバオイル(Q'usホホバオイル)についても数年前に南米産のホホバが不作の影響を受けた際には韓国の会社が競合となりましたが、農園さんに安定取引先としての信頼関係を優先してもらうことで多量のオイルを確保してきました。
そして今度のライバルは中国。あるエッセンシャルオイルについて生産農園に対し中国からの引き合いがここ2年ほどで急増し始めました。取引歴が長く、また取引量が多いこともあって農園さんには当社向けに安定した量を確保してもらえていますが、ここでも激しい争奪戦が展開されています。もし取引量が小さかったなら苦戦していたことでしょう。
資源や食料を巡る国際争奪戦は国民生活に直接的に関わる問題ですから、エッセンシャルオイルをこれと同列に語ることはナンセンスではありますが、こうした小さな分野でも「頑張っている会社」があることを知っていただき、応援していただけれ嬉しく思います。
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