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2014年5月26日 (月)

ティーツリーで「咳止め」しています

Teatree202 不覚にも風邪をひいてしまいました。いつもならティーツリーオイルを使ったうがいで症状が悪くなることはほとんど無いのですが、今回は少し悪化。ただ、周囲の友人たちが寝込んでしまう中で、咳と喉の痛みだけで収まっているのはティーツリーオイルのお陰なのかもしれません。

今回の風邪の症状の中で辛いのが咳。特に夜中に始まるとなかなか止まらなくなってしまいます。
で、使っているのがティーツリー20%希釈オイル。マカデミアナッツオイルを使って希釈したティーツリーオイルです。
枕元に置いて、咳が始まるとオイル1滴を指先にドロップして喉の奥に塗布します。毎回2〜3滴使用していますが、これをすると3分ほどで喉の奥のイガイガが収まって咳が鎮まります。あとは朝までグッスリ。

ティーツリー20%希釈オイルの活躍もあって睡眠時間はしっかり確保できるため、風邪の症状も少し良くなってきました。

ちなみに水溶化されたオイル(水でうすめてつかえるティーツリーオイル)は水溶化することで苦味が普通のティーツリーオイルの数倍強く感じられますので、絶対にこの方法では使用しないこと。逆に喉が痛くなってしまいます。
※あくまでも個人的な体験談ですので、同じように使用する場合には使用者の自己責任でお願いします。

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2014年5月14日 (水)

希釈してティーツリーオイルを使う理由

Teatree201 オレンジジュースやリンゴジュースなら100%果汁のほうが美味しそうですし、健康にも良さそうですよね。一方でティーツリーオイルの場合、希釈のない100%の方が強力で効果的に思えるのですが、多くのシーンでは希釈したオイルのほうが適しているという、今回はそんなお話をご紹介します。

ティーツリーに求められる「効果」の多くは殺菌効果ではないでしょうか。たとえばティーツリーのスキンケア効果も雑菌によるスキントラブルを殺菌成分によって改善してしまう、そんな一面があります。
とすると、より濃度の高いティーツリーオイルに高い殺菌効果を期待してしまうのですが、実際には適度に希釈したオイルであればピュアオイルに近い殺菌効果を維持したまま安全に使えるため、オーストラリアでもニキビや水虫などへ使用する場合には希釈したものを用いるのが一般的なのです。

希釈して濃度を低くすると効果が薄れてしまう・・・たしかにオレンジジュースを水で薄めてしまうと美味しくないものになってしまいますが、たとえばカンジダ菌に対してティーツリーオイルがその増殖を抑制するのに必要な濃度はわずか0.5%とされており、100%オイルなら必要濃度の200倍、20%希釈オイルであっても40倍も強いことがお分かりいただけることでしょう。また、強い成分を含む精油はその濃度が高まれば当然、副作用のリスクも高まります。

手軽に使えてしまうため、ついつい高濃度で使ってしまうティーツリーオイルですが、実際には適度に希釈して使用したほうが安全ですし、オーストラリアでも希釈したものを使う方法のほうが一般的な使い方です、というご紹介でした。

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2014年5月12日 (月)

オイルを抽出した後のティーツリーはこうなります

Img_1808ティーツリーのハーベストは丁寧に収穫されるフルーツなどとは違ってダイナミック。大きなトラクターを使って木々の根本(地上から10センチほどの高さ)で刈り取られ、細かくきざまれます。そしてこれを大きな釜に入れて蒸しあげて蒸気を集めればティーツリーオイルの出来上がり・・・・と簡単に説明すればこんな感じでしょうか。

で、蒸した後に残るのが画像のコレ。、蒸し上げられた後のティーツリーです。オイルを抽出した直後のティーツリーは湯気が上がって周囲には独特の香りが漂います。これを数日間、放置して適度に乾燥させると今度は「堆肥」として使えるようになるワケです。ただ、この時点では堆肥・肥料というよりもワラやウッドチップの代わりに使えるという状態ですね。
ただ、ワラと違って高温で蒸し上げられているのでティーツリー自身を含めて何かの草の種が混ざっていて発芽する心配がありません。そのため雑草が生えにくい事から園芸用としてもとても人気があります。
日本には輸出されていないと思いますが、ティーツリーオイルの副産物にはこんなモノがありますよ、というご紹介でした。

Img_1809

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