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2014年1月29日 (水)

風邪・花粉対策に「ティーツリー鼻うがい」

今回は少し「荒業」といえるかもしれませんが、ユニークな風邪対策をご紹介しましょう。(※挑戦する場合は必ず自己責任でお願いします)

タイトルの通り「鼻うがい」。基本はご飯茶碗ほどの大きさの容器に塩水を入れて、鼻から吸引して口から吐き出す、といううがいです。慣れるまでは難しいですが(溺れるような感覚になることも・・・)、できるようになると風邪対策にとっても効果的。オーストラリアのドクターにも薦められた方法です。

コツは塩加減。これが少ないと吸引した際に鼻腔内に痛みを感じます。痛みを感じない濃度を見つけましょう。体温ほどのぬるま湯を使うともっと楽になります。
容器に塩水を作ったらティーツリーオイルを1滴加えてしっかり撹拌します。1滴でも強く感じる場合には爪楊枝の先にオイルを付けて微量加える方法も。この水を利用してゆっくりと鼻うがいをしますと、喉の奥にまでティーツリーオイルの成分が届き、喉の痛みや咳などの症状を楽にしてくれました。もちろん風邪予防にも効果が期待できます。

風邪だけなく、この時期の花粉対策としても有効。特にティーツリーオイルには即効性がありますのでうがい後はスッキリした感覚が戻ってきます。

大切な点は水を強く吸い込んだり、うがい中やうがい後に水分を出そうとして激しく鼻をかまないこと。水が鼻から耳に入ってしまうと中耳炎になってしまうことがありますので、注意が必要です。

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2014年1月24日 (金)

ティーツリー保湿ローションの作り方

冬の乾燥した時期、肌のカサカサも気になりますね。痒みを伴ったり白っぽく乾燥した肌が浮き上がってフケのようにポロポロと落ちてきたり・・・。実はスタッフの知人にもこのような症状の人がいたのですが、スキンケア効果のあるティーツリーオイルを活用したこの保湿ローションを使い、わずか数日で「フケのような肌荒れが無くなった」と、とても喜んでいました。
今回はこのレシピをご紹介しましょう。もちろん製作とご使用はくれぐれも自己責任でお願いします。

【用意するもの】
・精製水 (約69%)
・グリセリン (約30%) ←減らしてもよい
・ティーツリーオイル (1%) ←増やさないで
・100mlほどの小さなボトル

【作り方】(100ml作る場合の量)
まず、容器にティーツリーオイルを20滴(1ml)加えます。そこにグリセリン30mlを加えて、しっかり混ぜあわせます。キャップ付きのボトルの場合、この段階でボトルにキャップをして振ってしっかり撹拌して下さい。

ティーツリーオイルとグリセリンをしっかり混ぜてから、そこに水を加えます(約69ml)。水道水やペットボトルの水でもかまいませんが、腐敗しにくい精製水が良いかと思います。

これらをよく混ぜあわせて乾燥肌の気になる部分に1日1〜2回使用します。なお、グリセリンと水のバランスはお好みに応じて調整して下さ。ベトつき感が気になったり、肌のカサカサが落ち着いてきたらグリセリンの割合を15%程までに減らしても良いかと思います。

ローションは肌の広範囲に塗布する事になりますので、安全のためにティーツリーオイルの濃度は1%以上にしない事がポイント。ティーツリーは1%でも十分な抗菌・スキンケア効果があります。
保管ですが、水質にもよりますが、ティーツリーも入っていますので1ヶ月程度は保管できると思います。またオイルはグリセリンによってある程度水に溶けていますが、使用前にはもう一度振って混ぜあわせていただくのが良いでしょう。
保湿効果をより高めるために、ホホバオイルと組み合わせてご使用いただくのも良いですね。

 

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2014年1月13日 (月)

ティーツリーの森のブッシュファイヤー

2014bushfire40度近い気温になった先日、懸念されていた通りブッシュファイヤーが発生しました。

燃えたのは海岸沿いの原生林。海沿いに広がった湿地帯が現場です。湿地帯にはティーツリーやニアウリをはじめとする様々なメラルーカ種の植物やマヌカの近似種となる植物、ユーカリ種の植物などが群生しています。鬱蒼と茂るこの森には人が立ち入ることはほぼなく、時折カンガルーがどこからともなく飛び出してくる・・・そんな森・原生林でした。
それが火事により燃えてしまい、燃えたあとの様子はこの画像のとおり。既に消防によりコントロールされるまでに落ち着きましたが、消失面積は762ヘクタール、東京ディズニーランドの16倍の面積になります。

こうして燃えてしまったティーツリーの森。しかしこうしたブッシュファイヤーも自然の中のサイクルに既に織り込まれたもの。燃えた後には新たな芽がすぐに生まれ、次の世代の森を作り上げてゆくのです。

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2014年1月 8日 (水)

ティーツリーオイルを水に溶解させず、撹拌させて使う

Img_1585 「ティーツリーオイルは水で希釈できますか?」

こんなご質問を実はしばしばいただきます。オイルですから水には溶解しません。これはティーツリーオイルも例外ではありません。
イメージとしてサラダドレッシングを例にしてご説明をしているのですが、一方で水を使った「希釈」が全くできないわけではありません。水に溶解はしないのですが、撹拌させることができるのです。
サラダドレッシングのオイルは食用植物油で粘性が高いため、ボトルを振って混ぜあわせてもオイルの粒子はなかなか小さくなりません。また、すぐにオイル同士がくっついて大きな粒子となり、すぐに浮いてきてしまいます。
対してティーツリーオイルなど粘性の低いエッセンシャルオイルの場合、ボトルを振って混ぜ合わせると細かく撹拌され、水の中でとても小さな粒子となって広がります。撹拌した時には画像のように細かい粒子で白く濁ったようにみえるようになります。もちろんそのまま放置しますとオイルはまた元のように水の上に浮いてきますが、食用植物油ほどに急激には分離しません。
ティーツリースプレーを自作したり、お気に入りの香りでルームスプレーなどを作ろうと考えた時、エッセンシャルオイルをどのように水に溶解させるかがネックになってくるかと思います。アルコールなどを利用して「乳化(水に溶解させる)」方法もありますが、単に水を加えて、使用前によくボトルを振って撹拌させるだけの、こんな簡単な方法もありますので、試してみてはいかがでしょうか。
ただしホホバなどのキャリアオイルや、エッセンシャルオイルであっても粘性の高いウッド系の精油などにはあまり適しません。

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