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2013年8月29日 (木)

化学的な分析には表れないラベンダーオイルの変化

30_harvesting_jan_2008_i_1_2_1先日、ニュージーランドのラベンダー農園主さんと打ち合わせをしていた時の話題。

この農園のラベンダーオイルは収穫後、約1年間農園で熟成させた後に出荷するルールになっています。その理由は熟成による香りの変化。ラベンダーオイルは抽出後の約6ヶ月の間に急激にその香りが変化します。そしてその後、だんだんと緩やかになりますが香りは変化を続け、約1年でようやくその変化は落ち着きを得ます(しかしそれでも緩やかな変化は続きます)。

こうしたラベンダーオイルの特性から、この農園では収穫後1年間の熟成を待って出荷するというルールを作ったのでした。Tea Tree Farmsのニュージーランド産ラベンダーオイルの生産年表示がタスマニア産と比べて1年(時期によって2年)ズレているのはこの熟成期間がその理由です。

これだけ劇的に香りの変化があるのですから、その前後で構成成分にも大きな化学的変化があるのだろう・・・と思い、実際に検査機で調べたところ、成分には全く変化が見られないのだそうで、「これはむしろ驚きだよね」と農園主さん。
嗅覚では明らかに違うのに、化学的な分析には表れない変化。これもエッセンシャルオイルの不思議と魅力の一つです。

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2013年8月28日 (水)

豪州産のホホバオイルと日本のワインと・・・

豪州産のホホバオイルと日本のワインの意外な共通点。

それは産地表記です。
ワインについて最近「日本ワイン」という呼び名がある事をご存知でしょうか? 国産ワインではなく、わざわざ「日本ワイン」と呼ぶ理由。それはその素材が違うからなのだそうで、「国産ワイン」とは海外から輸入した濃縮果汁やワインそのものなどを利用して国内で作られたワインのこと。他方「日本ワイン」とは日本で生産されたぶどうから作られたワインなのだそうです。
本記事を読み続ける前に、まずこちらをご一読下さい。→日経トレンディネットの記事

そして次に豪州産のホホバオイル。こちらも「豪州産」とされていても同様にアルゼンチンなど南米諸国から豪州に輸入されたホホバオイルを調達し、オーストラリアで加工(ボトリング・梱包)したものが含まれていますから、構図はワインと全く同じ。南米産の品質が劣っているなどと言うつもりは全くありません。加えて法律上も違法なものではなく、もちろん産地偽装にも該当しません。ただオーストラリア産と言われればオーストラリア大陸で栽培されたホホバだと思っちゃうじゃないですか! 
こうした表記のホホバオイルはオーストラリアの小売店でも最近目立つようになってきたこともあって、消費者の錯覚を期待しているような表記に共通点を感じたのでした。
ちなみに、Tea Tree Farmsとキュアスで出荷しているホホバオイルはオーストラリア大陸で、オーストラリアの太陽をいっぱいに浴びて育った、オーストラリア産のホホバから抽出した、オーストラリアのホホバオイルです。
「豪州産」という意味をわざわざ、こんな長々と説明をしなければいけないとうのも・・・ねぇ。。。

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2013年8月25日 (日)

春の気配

2013springオーストラリアもようやく春の気配です。

まだまだ昼夜の寒暖の差も大きく、大陸南部では雪が降っているようですが、草木は春の訪れをしっかりと感じているようです。
画像は菜の花ではなく、庭に植えていた水菜(ミズナ)の花。日本ではどちらかと言うとマイナーな野菜ですが、オーストラリアではとっても人気のある日本野菜の1つで、最近は柔らかな葉がサラダに入っているのをよく見かけます。
9月になると紫色のジャカランダの花が咲き始め、10月にはティーツリーやレモンセントティーツリー、レモンマートルなどの花が咲き始めます。

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2013年8月19日 (月)

レモンユーカリが値上げになります

Bleuレモンユーカリオイルが大きく値上がりします。

オーストラリア産の他のエッセンシャルオイルと比較して、低価格を維持してきましたレモンユーカリオイルですが、生産者価格の大幅な上昇があり、値上げを実施させていただくことになりました。値上げ幅は100mlボトルで1本あたり400円ほどと、通常の価格改定よりも大きくなる見込みです。
値上げ実施の時期は現在の出荷ロットの切り替えと同時を予定しています。
現在の出荷ロットはまもなく完売する見込みですので、レモンユーカリオイルの購入をご検討中のお客様はお早めにどうぞ。

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