化学的な分析には表れないラベンダーオイルの変化
先日、ニュージーランドのラベンダー農園主さんと打ち合わせをしていた時の話題。
この農園のラベンダーオイルは収穫後、約1年間農園で熟成させた後に出荷するルールになっています。その理由は熟成による香りの変化。ラベンダーオイルは抽出後の約6ヶ月の間に急激にその香りが変化します。そしてその後、だんだんと緩やかになりますが香りは変化を続け、約1年でようやくその変化は落ち着きを得ます(しかしそれでも緩やかな変化は続きます)。
こうしたラベンダーオイルの特性から、この農園では収穫後1年間の熟成を待って出荷するというルールを作ったのでした。Tea Tree Farmsのニュージーランド産ラベンダーオイルの生産年表示がタスマニア産と比べて1年(時期によって2年)ズレているのはこの熟成期間がその理由です。
これだけ劇的に香りの変化があるのですから、その前後で構成成分にも大きな化学的変化があるのだろう・・・と思い、実際に検査機で調べたところ、成分には全く変化が見られないのだそうで、「これはむしろ驚きだよね」と農園主さん。
こうしたラベンダーオイルの特性から、この農園では収穫後1年間の熟成を待って出荷するというルールを作ったのでした。Tea Tree Farmsのニュージーランド産ラベンダーオイルの生産年表示がタスマニア産と比べて1年(時期によって2年)ズレているのはこの熟成期間がその理由です。
これだけ劇的に香りの変化があるのですから、その前後で構成成分にも大きな化学的変化があるのだろう・・・と思い、実際に検査機で調べたところ、成分には全く変化が見られないのだそうで、「これはむしろ驚きだよね」と農園主さん。
嗅覚では明らかに違うのに、化学的な分析には表れない変化。これもエッセンシャルオイルの不思議と魅力の一つです。
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