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2013年3月28日 (木)

ブリスベン郊外のティーツリーの森

2003teatreebush

先週末、知人の家で開かれたイベントに呼ばれて200キロほど北に離れたクインズランド州の州都、ブリスベンに行ってきました(ゴールドコーストの北100キロほどにあります)。
向かったのはブリスベンの街の中心から東へ10キロほど、海岸まで2キロほどに位置する場所。今でこそ住宅が点在していますが、元は川沿いの低湿地帯で、今でも少し雨が降ると家の周囲は冠水してしまう、そんな場所です。

こんな環境はティーツリーオイルが採れるメラルーカ種の木々が得意とする場所。ということでこの家の周囲は画像のようにメラルーカ種の木々が茂っていました。枝先には白い花が見えますが、この時期に花が咲くことや、その葉っぱの大きさから、ニアウリにより近い種類のメラルーカ種の植物になるかと思います。

今回はたまたま画像を撮影したのがブリスベンでしたが、この地域にはこの様なティーツリー(メラルーカ種の木々)の森が川沿いや海岸線沿いの湿地帯にたくさん存在しています。花や葉っぱにも様々な形や大きさのものがあり、葉を指先で折り曲げて香ってみればその香りにも様々な香りがありますので、当然、オイルを抽出すれば全く違ったオイルが生まれてくることでしょう。
きっとまだまだ誰も出会ったことがない「未知の香り」が存在していると思うと、こうした森を見るたびにワクワクしてしまいます。

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2013年3月25日 (月)

これは何でしょう?

2013jojobaseed

これ、アロマではとっても有名ですが、その姿はあまり知られていない植物の種、ホホバの種です。

先日、ホホバオイルが入荷した際にお願いして農園主さんに一緒に送っていただきました。乾燥した砂漠地帯で生育するためティーツリーが育つ高温多湿のトロピカルなこの地域では育たないとのことでしたが、軒下の乾いた土にでも植えてみようかと思っています。うまくいくかは分かりませんが。。。

Tea Tree Farmsのホホバオイル、キュアス(Q'us)のホホバオイルはオーストラリア大陸で育ったこのホホバのシードを低温で圧搾して抽出されたオイルです。

昨今、過去の不作による品不足が解消し、加えて為替市場における豪ドル高もあって南米産のオイルが豪州産に比べて割安になった事もあり、オーストラリア国内で流通する多くのホホバオイルはその多くが南米産となってしまいました。現在も割高になったオーストラリア産から南米など他産地への切り替えを進めている会社さんもあると聞きます。
それでもなお、その品質に強い魅力を感じているので、愚直なのかもしれませんがTea Tree Farmsとキュアスはこれからもオーストラリア大陸で太陽の光をいっぱい浴びて育った、オーストラリアのホホバオイルをお届けしてゆきたいと思います。

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イースター休暇(3月29日〜4月1日)のお休みについて

今年もイースターの休暇がやってきます。金曜日から月曜日へと続く連休は祝祭日の少ないオーストラリアにとって「夏休み」のクリスマスと並んで重視される「秋休み」で国民的な行事です。
ただ、毎年、変わるのでややこしいのがイースター(復活祭)の休日。複雑なルールがあり、4週間ほどの幅で毎年変わるため、私などはカレンダーに印をつけておかないといつだか忘れてしまう・・・そんな休日です。

2013年は3月29日から4月1日が国で定められた休日となり、この間はオーストラリア郵便が停止しますのでTea Tree Farmsも商品の出荷を休止させていただきます。
オーストラリア国内はお休みになりますが、Tea Tree Farmsの日本人担当者は豪国内であっても「日本のカレンダー」で仕事をしていますので(笑)、ご注文やお問い合わせの受付は通常通り行わせていただきます。

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【イースター期間中の商品出荷スケジュール】
3月28日木曜日午前9時(日本時間)までにいただきますご注文は28日に、それ以降にいただきますご注文は4月2日火曜日の出荷となります。

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2013年3月 3日 (日)

オーストラリアのマダニ対策とティーツリーオイル

先日から急に注目を集め出したのがマダニ。このマダニに噛まれて死亡するケースが相次いだことが原因です。マダニは草原や森林に生息するもので、畳やカーペットになどにいるダニとは異なるダニです。

オーストラリアではティック(Tick)という名前で知られており、珍しい存在ではありません。ちなみに我が家の庭にもたくさんいるようで、子供達が年に数回刺されます(昨日も私がiPadで新聞を読んでいると、その画面の上を歩いていました。さすがにこれには少し驚きましたが・・・)。病原菌を持つのは日本のマダニと同じで、オーストラリアでも様々な感染症の原因として知られています。人間だけでなく牛や馬、犬などの動物の死亡原因ともなる事も多く、原因不明の病状には獣医はまずマダニを疑います。

こんなマダニ対策としてオーストラリアではティーツリーオイルがしばしば活用されます。その使い方は主に3つ。
1つ目は刺された後の傷口のケア。マダニに刺されると体質にもよりますが、強い痒みと腫れが生じる場合が多く、ティーツリーを虫刺され対策として使用するケースが多くあります。指先や綿棒を使ってピュアオイルを塗布するケースが一般的です。
2つ目は除去したマダニの殺虫。ピンセットなどを使って除去したマダニは頭部が大変硬いため潰しても容易には死にません。そのため、小瓶に入れたティーツリーオイルに落として、殺虫するという方法がとられます。マダニの死骸がたくさん沈んでいるティーツリーオイルの小瓶というのは、かなりグロテスクではありますが・・・。
3つ目はマダニよけ。ホホバオイルなどを利用して希釈したものを肌に塗布して使用するようですが、個人的にはティーツリーよりもレモンセントティーツリーオイルの方が効果があるように思えます。

このようにティーツリーオイルを活用したマダニ対策はオーストラリアではとても一般的ですので、関心のある方は「Tick」「Tea Tree」で検索してみるとさらに多くの情報を集める事ができるかと思います。

ちなみにTea Tree Farmsではヒーリングスタイルで「ティーツリーのダニ駆除スプレー」という商品を出荷していますが、こちらは畳やカーペットのダニ駆除を目的にした商品ですので、マダニ駆除にはおそらく使えません(森や草原にスプレーするワケにもいきませんし)。
一方で、レモンセントティーツリーオイルを主成分とする「ハーブの虫よけスプレー」を使っているときにはマダニに刺されたことがありませんので、経験的にこちらはダニ避けとしてご活用いただけるように思います。

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