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2012年8月31日 (金)

第1回国際アロマセラピー会議に参加中

今日、8月31日からから京都で第1回国際アロマセラピー会議が始まり、当社スタッフも参加しています。初日から世界各国のアロマテラピーと医療現場についての詳細な情報が発表され、とても興味深い内容でした。
ただ、オイルメーカーの立場としてどの発表者もアロマの重要性については述べているものの、その現場で使用するオイルの選択基準、品質基準について触れていないのが疑問点でした。

例えばラベンダーにしてもオーストラリア・タスマニア産とニュージーランド産ではその香りも構成成分のバランスまでもが全く異なる中で、ひとくくりに「ラベンダーオイル」として発表が行われています。医療現場で利用するのですから、個人的にはその成分構成や品質といった移転についても十分に検証されるべきかと感じています。

明日からブースでの展示にも参加します。参加される方がおられましたらぜひお気軽にお声がけください。

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2012年8月 9日 (木)

今年は「アロマの虫よけ」が人気なのだそうです

Mos170x3008月8日付の日本経済新聞朝刊に今年はアロマを使った虫よけが人気だという記事が掲載されていました。
例としてレモンユーカリやシトロネラなどのエッセンシャルオイルを活用した商品が挙げられ、スプレーのほかリストバンドのような商品も取り上げられていました。
従来、化学薬品一辺倒だった虫よけについて、アロマやハーブの効果が認知されてきた事に嬉しくなって記事を読ませていただきました。
確かに当社ヒーリングスタイルの「ハーブの虫よけスプレー」も最近になり出荷量が増えています。

この様なエッセンシャルオイルを活用した虫よけについて、その開発を通じて個人的に経験・感じた事をお話ししたいと思います。
「ハーブの虫よけスプレー」は確かに良く効きます。私自身、釣りなどに出かけるときには必ず使用していますし、蚊やブユに刺される事がほとんどありませんから自ら効果を体験しています。ただ、「草食系」とでも言いましょうか、ガッツのない蚊の場合には良いのですが、そうでない蚊の場合、スプレーの成分が付着していない肌を探して刺そうとして来ることがあります。この事からしっかり肌全体に使用する事が大切です。オイルを含ませたリストバンドのようなものについては正直、過去の実験の中で十分な効果がありませんでした。日本の蚊には効くのでしょうか???

水溶性スプレータイプの弱点は水。たくさん汗をかいたときなどは肌の表面から流れてしまい、徐々に効果が薄れてきます。そのため、トレッキングや屋外での作業など運動量が多い場合には水溶性のスプレーではなく、レモンユーカリやレモンティーツリーオイルなどをホホバオイルなどで希釈したものを使用すると流れにくくなりますのでお勧めです。ただし少しキャリアオイルのベタつきがありますので、汗をかかない平時には逆に使用しにくいかと思います。

アロマを使った虫よけ自体は蚊が嫌う成分「シトロネラール」や「シトラール」を豊富に含むレモンユーカリやレモングラス、シトロネラ、レモンセントティーツリーなどをベースにペーパーミントやラベンダーなどを組み合わせてゆけば、比較的簡単に作れてしまいます。ただし、やはり肌に使用するものですので体質に合わないと肌が赤くなったり湿疹の原因となることがあるので注意が必要ですね。
また、自己責任において自分で使用する場合は良いのですが、これを販売すると薬事法に抵触する場合がありますので注意が必要です。

<関連情報>
▽ヒーリングスタイルの「ハーブの虫よけスプレー」
http://www.healingstyle.com/pro_mos.htm
▽ホホバオイル(Q'us ホホバオイル)
http://www.qusjojoba.com/
▽Tea Tree Farms レモンユーカリオイル
http://www.teatree.jp/TTF/ttel_product.htm

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