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2012年3月 8日 (木)

精油を語る(18)ティーツリー

Teatree精油を語るこのシリーズも18回となり、今回で最終回となります。最終回はティーツリー。

春や秋の雨期には激しくぬかるみ、洪水にさえなってしまう。一方で夏場の乾期には釘さえも打てないほどに硬くなった表土は地割れがするほどに乾燥し、さらに40度を超える気温と強い太陽の光が数週間も続いて降り注ぐ・・・こんな過酷な条件の下で育つのがティーツリーの木です。
主に当社の位置するニューサウスウェールズ州北東部からクインズランド州南部地域の湿地帯に畑は位置します。湿地帯とは言っても、それは雨期の話で乾期には激しく乾燥し、ほかの作物は何も育たないような、そんな環境です。

広大な数ヘクタールの土地に植えられたティーツリーの木。ミカンやリンゴのように果樹を採るために木が植えられるというのは珍しくありませんが、ティーツリーの場合には枝や葉っぱ、つまり木そのものが作物。まるで野菜畑のような「木の畑」。不思議な「木の畑」の周囲を見ると、高さ7メートルほどの大きなティーツリーの木が所々に見られます。もし、刈り取りをしなければ、わずか5年ほどでこれほどまでに大きくなってしまいます。

こんな厳しい自然環境で育ったティーツリーの木から抽出されるのがティーツリーオイル。日常生活で広く活用され、オーストラリア人の生活にすっかり溶け込んだ存在です。使われるのはアロマや芳香ではなく、虫刺されやニキビ対策、切り傷や擦り傷の消毒、口内炎や水虫の治療など身の回りのケアが中心。最近ではアタマジラミ駆除剤の素材としても広く用いられるようになりました。

一家に1本。そんな存在だからこそオーストラリア人はティーツリーの香りにはむしろ鈍感です。開封して10年以上経ち、香りがひどく劣化したそんなオイルを見かける事も珍しくありません。むしろ、この劣化した香りがティーツリーの香りだと思っていたりする・・・しかし、こんな古いオイルであっても抗菌効果の源泉となる成分「テルピネン4オール」には酸化による劣化がないため、身の回りのケアには使えてしまうんですね。すごいオイルですよね。

しかし、使うからにはやっぱり香りも楽しんでいただきたい。ティーツリーオイルは古くなると酸化による香りの劣化が著しく感じられるようになります。加えて、グレードによって含有される成分比率が異なり、これも香りの違いに大きく影響します。概して「薬臭い」と感じるオイルは古いかグレードが低いかのどちらかです。おいるのグレードはもちろん、Tea Tree Farmsが常にフレッシュなオイルの出荷にこだわっているのにはこんな理由があるのです。


なお、ティーツリーオイルについては Tea Tree Farms のページ上でも多くの情報をご紹介していますのでそちらも合わせて参考にしていただければと思います。

▽Tea Tree Farms ホームページ
http://www.teatree.jp/
▽ティーツリー情報辞典
http://www.teatree.jp/about_teatree/


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