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2012年3月26日 (月)

ニキビが大きくならずにキレイになった・・・

先日、長女が嬉しそうに「お父さん、ニキビができそうになったので、このオイルを塗っておいたら大きくならずにキレイになくなった!」と話してくれました。娘が持っていたのはディフューザーで使う為に渡しておいた『メディフレグランス』のラベンダーオイル。

メディフレグランスの抗菌成分はティーツリーオイルがら抽出したテルピネン4オールです。ニキビの原因は細菌性のスキントラブルですので、強力な抗菌効果があるメディフレグランスが何故これほどに効くのかを説明しました。中学生になり、同年代の子供達に顔がニキビだらけの子も多い事もあって、ニキビ対策に敏感になっていたようです。

この話を聞いて、更に顔のあちこちに塗り広げるつもりだった娘。しかし「メディフレグランスのオイルや、ティーツリーオイル、ティーツリーオイル・エクストラクトにはどれも確かに強い抗菌効果があって、ニキビにはとっても良く効くけど、成分が強い上、肌を乾燥させるから広範囲に塗り広げるのには適していないんだよ。ニキビに対してピンポイントに塗るなら良いけど、ローションのように塗る広げるのは良くないんだ」と説明すると少し驚いた表情でした。

オーストラリアではニキビや吹き出物にティーツリーオイルがとても良く効くことは広く知られていますし、Tea Tree Farmsのスタッフ達、そして私自身も活用しています。しかしあくまでもピンポイントでの使用が前提。特に抗菌成分が濃縮されているエクストラクトやメディフレグランスのオイルの場合にはなおさらです。
それでもやっぱりニキビ予防にオイルを活用したいということで、ティーツリーオイルをコスメティックグレードのマカデミアナッツオイルで希釈したヒーリングスタイルの「ティーツリー20%希釈オイル」を渡すことにしました。これなら抗菌効果も十分あって、多少広範囲に広げても大丈夫ですから。あとは洗顔用にティーツリー石鹸も渡しておこうかな。

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2012年3月20日 (火)

カバンに1本、車に1本・・・ティーツリーオイルを活用しましょう

Btt春休みの時期となりました。少し暖かくなってきた頃ですので、外出も増える時期ではないでしょうか。
こんな外出時に一緒に連れて行って欲しいオイルが「ティーツリーオイル」。ちょっとした切り傷や擦り傷の消毒、虫刺され対策、スキントラブル、口内炎や歯肉炎など口腔内のケア、花粉症対策などに使えるとっても便利な一本です。

100mlや50mlのボトルでは少し大き過ぎますから、10ml程度の小分け用の小瓶を用意しましょう。これをカバンや車の中に保管しておけば、外出先・旅先での小さなアクシデントに大いに役立つことでしょう。実は私自身も欠かさず持ち歩いています。

エッセンシャルオイルは昨年12月の国土交通省のルール改定により航空機への持ち込みも正式に許可されるようになりました(国内線)。これにより飛行機を利用した旅行にも持って行く事ができるようになりました

この春の外出には是非、ティーツリーオイルの小瓶を一緒に連れて行って下さいね。


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2012年3月12日 (月)

白いピーマンが実りました

427544_189552324487993_10000299681自宅の庭の家庭菜園に植えたピーマン。1本だけ、何故かこんな白いピーマン実ります。
最初は黄色いパプリカになるのかな、と思いそのままにしていたのですが、いつまで経ってもこの色のまま。こんな変わったピーマンは初めで面白かったのでご紹介させていただきました。

ちなみに、食べてみたのですが味は普通の緑色のピーマンと同じでした。


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2012年3月 8日 (木)

精油を語る インデックスページ

このページは2012年1月18日から3月8日まで連載した『精油を語る』シリーズのインデックス(目次)です。

『精油を語る』
 1.レモンセントティーツリー
 2.タスマニアン ラベンダー
 3.レモンマートル
 4.マヌカ
 5.ロザリーナ/ラベンダーティーツリー
 6.レモンユーカリ
 7.オーストラリアン ペパーミント
 8.ブルーサイプレス
 9.ホホバ
10.アニスシードマートル
11.ニュージーランド ラベンダー
12.ネロリーナ/ニアウリLNCT
13.オーストラリアン サンダルウッド
14.ティーツリーオイル・エクストラクト
15.マカデミアナッツ
16.ユーカリ・シュタイゲリアナ
17.スペアミント
18.ティーツリー

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精油を語る(18)ティーツリー

Teatree精油を語るこのシリーズも18回となり、今回で最終回となります。最終回はティーツリー。

春や秋の雨期には激しくぬかるみ、洪水にさえなってしまう。一方で夏場の乾期には釘さえも打てないほどに硬くなった表土は地割れがするほどに乾燥し、さらに40度を超える気温と強い太陽の光が数週間も続いて降り注ぐ・・・こんな過酷な条件の下で育つのがティーツリーの木です。
主に当社の位置するニューサウスウェールズ州北東部からクインズランド州南部地域の湿地帯に畑は位置します。湿地帯とは言っても、それは雨期の話で乾期には激しく乾燥し、ほかの作物は何も育たないような、そんな環境です。

広大な数ヘクタールの土地に植えられたティーツリーの木。ミカンやリンゴのように果樹を採るために木が植えられるというのは珍しくありませんが、ティーツリーの場合には枝や葉っぱ、つまり木そのものが作物。まるで野菜畑のような「木の畑」。不思議な「木の畑」の周囲を見ると、高さ7メートルほどの大きなティーツリーの木が所々に見られます。もし、刈り取りをしなければ、わずか5年ほどでこれほどまでに大きくなってしまいます。

こんな厳しい自然環境で育ったティーツリーの木から抽出されるのがティーツリーオイル。日常生活で広く活用され、オーストラリア人の生活にすっかり溶け込んだ存在です。使われるのはアロマや芳香ではなく、虫刺されやニキビ対策、切り傷や擦り傷の消毒、口内炎や水虫の治療など身の回りのケアが中心。最近ではアタマジラミ駆除剤の素材としても広く用いられるようになりました。

一家に1本。そんな存在だからこそオーストラリア人はティーツリーの香りにはむしろ鈍感です。開封して10年以上経ち、香りがひどく劣化したそんなオイルを見かける事も珍しくありません。むしろ、この劣化した香りがティーツリーの香りだと思っていたりする・・・しかし、こんな古いオイルであっても抗菌効果の源泉となる成分「テルピネン4オール」には酸化による劣化がないため、身の回りのケアには使えてしまうんですね。すごいオイルですよね。

しかし、使うからにはやっぱり香りも楽しんでいただきたい。ティーツリーオイルは古くなると酸化による香りの劣化が著しく感じられるようになります。加えて、グレードによって含有される成分比率が異なり、これも香りの違いに大きく影響します。概して「薬臭い」と感じるオイルは古いかグレードが低いかのどちらかです。おいるのグレードはもちろん、Tea Tree Farmsが常にフレッシュなオイルの出荷にこだわっているのにはこんな理由があるのです。


なお、ティーツリーオイルについては Tea Tree Farms のページ上でも多くの情報をご紹介していますのでそちらも合わせて参考にしていただければと思います。

▽Tea Tree Farms ホームページ
http://www.teatree.jp/
▽ティーツリー情報辞典
http://www.teatree.jp/about_teatree/


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2012年3月 2日 (金)

精油を語る(17)スペアミント

精油を語るシリーズ、17回目の今回はスペアミントオイルです。
ミントの香りと言えば刺激的で鮮烈な香りのペパーミントの印象が強いため、少しマイナーな存在にも思えますが、ガムや歯磨きなどでお馴染みの、あの香りです。

スペアミントの香りはペパーミントと似ているものの、大きく異なるのはツンとするあの刺激がほとんど無いということ。そう、ペパーミントに多く含まれるメントールという成分がほとんど含まれていないため、刺激を感じさせない、穏やかな香りに仕上がっているワケです。

メントールは体に刺激を与える成分ですので集中力を高める効果が期待されますが、逆に体がリラックスし難くなりますので、この成分を多く含むペパーミントオイルは就寝時などには適さないとされています。一方で、メントールをほとんど含まないスペアミントオイルには元来ミントの香りが持つ高いリラックス効果をしっかり引き出してくれることから、リラクゼーションを重視するガムや就寝前に使用する歯磨きなどの香り付けとして多く採用されているようです。

スペアミントオイルの香りは常にペパーミントオイルと比較される、コインの表と裏のような関係ですが、それだけにレシピの多いペパーミントと置き換えて使用できるシーンも多いオイルと言えます。

ブレンドで楽しむならば自己主張の強いペパーミントよりも、周囲との調和を取りながらミントの香りで彩る事ができるスペアミントが役立ちます。この点ではペパーミントよりもビギナーにとって使いやすい精油と言えるかと思います。

▽オーストラリアン・スペアミントオイルのページ
http://www.teatree.jp/TTF/ms_product.htm

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2012年3月 1日 (木)

精油を語る(16)ユーカリ・シュタイゲリアナ

B_eust今回の精油はユーカリ・シュタイゲリアナ。とてもマイナー(希少?)なオイルで、取り扱っている精油メーカーも極めて限られている、そんなオイルです。

「ユーカリ」と名がついていますが、一般的にユーカリオイルの香りとして流通しているグロブルス種などのオイルに80%台と多量に含まれ、ユーカリ独特のツンとした香りの源泉となっている1,8シネオールがわずか8%しか含まれていない(現在出荷中のバッチES−034の解析データによる)ため、香りは全く異なったものになっています。

この香りをどのように説明するのか・・・とても悩ましいところなのですが、個人的にはレモンの鮮烈な香りをハチミツが優しく包み込んだ、「ハチミツレモンのような香り」に思えるのですが。

レモン系の香りのユーカリオイルと言えば、以前にご紹介した『レモンユーカリ(シトリオドラ種)』のオイルが広く知られていますが、シュタイゲリアナ種のオイルもレモンをイメージさせる香りが特徴。シトリオドラ種の香りよりもマイルドな香りで、香りの系統は近いとされるものの、比べるまでもなく全く異なった香りです。

この香りの違いは成分の違いに由来します。レモンユーカリは蚊が嫌う成分で知られるシトロネラールを中心に構成されているのに対して、シュタイゲリアナ種には含まれていません。つまり成分構成が全然違うんですね。シトラル成分は多少含まれているものの、虫除けの素材としてレモンユーカリの代替とはなりません。

オーストラリアにおいても十分な研究が進んでいないこともあり、日用生活用途での活用についてはご紹介できませんが、純粋に香りを楽しむ目的であればオススメできる1本です。他種のユーカリと比較して香りも控えめですから、香水作りやブレンドのための素材としてもご活用いただけるでしょう。

何より、新しい香りの出会いを求めてている方にオススメしたい、そんな精油です。

▽ユーカリ・シュタイゲリアナオイルのページ
http://www.teatree.jp/TTF/eu-st_product.htm

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