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2012年2月 2日 (木)

精油を語る(11)ニュージーランド ラベンダー

16_nz_lavender_1_1_1_3_1精油を語る、11回目はニュージーランド産のラベンダーオイルです。Tea Tree Farmsではオーストラリア産のエッセンシャルオイルとキャリアオイルばかりを取り扱っていますが、マヌカオイルとこのニュージーランドラベンダーの2種類だけは例外で隣国のニュージーランド産。どちらも現地の農園より直接オイルを届けてもらっています。

ニュージーランドでは以前よりあちこちでラベンダーやラベンダーの近似種ラバンジンの栽培が行われていましたが、どちらも生産量が限られ、また特色のあるオイルではなかったため、注目されることはほとんどありませんでした。
この状況を打ち破り、フランスの展示会などを通じて世界的に注目と高い評価を集めたのがアビスヒルと名付けられたこの真正ラベンダーのオイルです。

ラベンダーオイルは世界各地で栽培されており、栽培されている地域によってそれぞれ「個性」を持った精油が作られています。例えばオーストラリアですと以前ご紹介したフローラルな香りが美しいタスマニアンラベンダーが代表的な存在です。

ラベンダーオイルはリナロールとリナリルアセテートと呼ばれる2つの主要成分の構成が香りの基礎を作り、これを取り囲むように他の成分に由来する香りがそれぞれの特徴・バランスを彩ります。
ニュージーランドラベンダーの特徴はこれらのバランスが他産地のものと比較して大きく異なること。そう、「香りの基礎」が他産地のオイルと大きく異なるのです。
具体的には他産地では30〜40%台のリナロールが13%ほど、30%台のリナリルアセテートが50%近くという構成。その結果、フローラル感は少ないもののスッキリした香りに仕上がっています。カンファなどの含有も少ないため、ツンツンする香りもありません。

ニュージーランドラベンダーが注目されるのは香りの面だけではありません。ラベンダーオイルに多く含まれるリナロールには様々なプラスの効果が知られている反面、この成分にアレルギーを持つ人も存在します。そのためヨーロッパでは一部でラベンダーオイルの使用に規制が設けられているのですが、ニュージーランドラベンダーはリナロールの含有量が少ないため、この制限を受けることがありません。このため、ニュージーランド産アビスヒルのラベンダーは他産地のラベンダーと比較する上で低アレルギー性ケモタイプと位置付けることができます。

これだけ成分構成が大きく異なるオイルですので、活用範囲は他産地のラベンダーオイルの代替だけではありません。例えばリラクゼーションで人気のクラリセージオイルの代替にもお勧め。その理由ですが、クラリセージオイルの場合、そのオイルの構成成分は一般的に
リナロール 20%台
リナリルアセテート(酢酸リナリル) 50%台
合計 70%台
となっています。
※産地等により数値には違いがあります

対してニュージーランドラベンダーの場合、現在出荷中のロット
の成分分析で
リナロール 14.3%
リナリルアセテート(酢酸リナリル) 48.9%
合計 63.2%
となっています。

この様に、従来の「ラベンダーオイルの枠」を越えて、様々な用途が考えられるニュージーランドラベンダー。もちろん、他産地との香りの違いを楽しむだけでも十分にその価値はあります。
今までにヨーロッパ産のラベンダーオイルなどの香りによりラベンダーオイルに対して苦手意識があるという方にも是非一度、お試しいただきたい香りです。

▽ニュージーランドラベンダーのページ
http://www.teatree.jp/TTF/NZLavender_product.htm

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