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2012年1月21日 (土)

精油を語る(5)ロザリーナ/ラベンダーティーツリー

Brosティーツリーと同じメラルーカ種の樹木で、見た目も見分けがつかないほどに似ているのがロザリーナ。学名を「Melaleuca ericifolia」(メラルーカ・エリシフォリア)といいます。別名はラベンダーティーツリー。

この別名で「ラベンダーティーツリーのオイル」と紹介しますとしばしばラベンダーオイルとティーツリーオイルのブレンドオイルの事かと勘違いされることがあるのですが、これは違います。ラベンダーに似た成分を持つオイルが抽出できるメラルーカ種(ティーツリーの近似種)の木というのがこの別名の由来です。

ロザリーナオイルの構成成分のうち、ラベンダーオイルに多く含まれることで知られるリナロールが全体の35〜40%も含まれるのが最大の特徴。その為、この成分に由来する華やかでフローラルな香りが強くあり、あたかも花から抽出されたオイルのように感じられます。実際にはティーツリーと同じく葉や枝より抽出されていますので、この印象とのギャップには驚くばかりです。

2番目に多く含まれるのが1,8シネオールという成分で、全体の3割ほどを占めます。この成分はグロブルス種などの一般的なユーカリオイルに多く(80%〜90%)含まれる成分で、刺激のあるスッとする香りが特徴。
この成分が比較的多く含有されることにより、フローラルな香りに少しスパイシーな刺激が加わる、ラベンダーに似た香りが構成されます。

リナロールにはリラックスや抗菌効果があります。一方、1,8シネオールには喉や鼻のグズグズを緩和してくれる効果があります。その為、少し風邪っぽいときや花粉の季節などにディフューザーを使用して空間に拡散するのがお勧め。特に1,8シネオールの含有量がユーカリほどには高くないため、刺激が少なく使いやすいオイルと言えるでしょう。

香りを楽しむ上でも活用できるのがロザリーナ。単体で使用する事もできますが、むしろブレンドとして使用がおすすめ。フローラルな香りがさらに一層引き出され、単体での使用では感じられなかった深い「存在感」を知る事ができます。たとえば、香水作りでの使用ならローズオイルの代替として使用するのもお勧めです。

ロザリーナオイルはTea Tree Farmsでも出荷量の多いオイルではありません。こちらオーストラリアにおいても、かなりマイナーなオイルで、アロマに詳しい人であっても知らない人の方が多い事でしょう。
しかし、これだけ高い濃度のリナロールを含んだオイルはラベンダーオイルの代替ともなり得る上、1,8シネオールの含有によりユーカリやニアウリの代替としても活用できるという、活用用途との広い極めてユニークな存在です。
禁忌も特になくブレンドにも適していますので、香水や石鹸作りなど精油を使ってオリジナルな香りを作って楽しんでおられる方には是非オススメしたい1本です。

▽ロザリーナ/ラベンダーティーツリーオイルのページ
http://www.teatree.jp/TTF/rosalina__product.htm

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