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2012年1月18日 (水)

精油を語る(1)レモンセントティーツリー 

2009lemonteatreeこのブログの新企画として、毎回1種類、当社取扱の精油と植物について、詳しくご紹介をさせていただきたいと思います。最後まで続けられるか・・・少々不安ですが。
では第1回目はレモンセントティーツリーにしましょう。

別名はレモンティーツリー。一説には葉がティーツリーと似ていると言うことでこの名前がつけられたと言われています。確かに一見すると似ていますが、樹皮はティーツリーの属するメラルーカ種のものとは大きく異なります。また花もティーツリーの花が綿菓子のようなフワフワしたものなのに対して、レモンティーツリーは五角形のような花。この花の形状はLeptospermum種の植物にみられるもので、同じ種に属するマヌカの花と似ています。
実際のところは元来、オーストラリアでは細かな品種にこだわらず、原生林に一緒に生えるメラルーカ種やLeptospermum種の植物を一括りにして全てティーツリーと呼んでいたことから(未だにそう呼ばれています)、「レモンみたいな香りのするティーツリー」という名前になったのでしょう。

この植物から抽出されるオイルもティーツリーのものとは大きく異なります。時折、名前より「香りは違うもののティーツリーオイルと同質」だと誤解されている方もおられるようですが、全く別物ですのでご注意を。

レモンティーツリーオイルはシトラル成分を中心に構成され、これらが全体の約4〜5割。さらにシトロネラールが1〜2割ほど含まれます。これらは蚊が嫌う成分として知られているもので、この結果、レモンティーツリーオイルには高い虫除け効果があります。シトロネラールを中心に構成されているレモンユーカリオイルにも同様に高い虫除け効果がありますが、レモンティーツリーの方がシトラル成分が多く含まれている分、柑橘系の香りが強く、香りの上で好まれる方が多いオイルです。この事からTea Tree Farmsがヒーリングスタイルで製造販売していますハーブの虫よけスプレーもレモンティーツリーオイルを主成分にしています。

オイルの構成成分には植物によりかなりの個体差があるため、結果として生産する農園毎にもオイルの構成成分にも比較的大きな違いがみられます。ただ、シトラル成分を中心とした香りのためか、成分分析上は違いが大きく見えても、香りにあまり違いが感じられないオイルです。

レモンティーツリーオイルには太陽光により肌にシミを作る「光毒性」はありません。そのため、手作りコスメや手作り石鹸などで柑橘系の香り付けをするのに適したオイルです。名前こそレモンと冠していますが、実際の香りは少し甘みを感じさせる、レモンとオレンジの中間ほど。強いレモンの香りを期待するならレモンマートルオイルの方が適しているかと思います。
抗菌については、穏やかな抗菌効果があることが知られていますが、しっかりと抗菌をするならやはりティーツリーオイルの選択をお勧めします。

香りを楽しむためのブレンドならペパーミントやスペアミントなどのミント系の香りがお勧め。このほかブルーサイプレスとも良いコンビネーションがお楽しみ頂けます。禁忌は特になく、穏やかながらメリハリのある香りで香りの持続時間も長いため、アロマ初心者の方にも比較的使いやすい精油です。

▽レモンセントティーツリーオイルのページ
http://www.teatree.jp/TTF/tt_lem_product.htm

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