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2011年9月19日 (月)

今年はマカデミアナッツが順調に開花しました

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整然と並んだマカデミアナッツの木。起伏の激しい丘にもかかわらず、その広大な土地に一直線に並ぶマカデミアナッツの木の様子は壮観です。
去年は異常に雨が多くその影響でマカデミアナッツは不作の年となりましたが、今年は適度の雨と安定した気候に恵まれ、現在のところ生育状況はとても良いようです。

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「鈴なり」と言えるほど花が密集しています。この小さな花の一つ一つに実がなり、まるで葡萄の房のようにナッツがぶら下がります。

まだ、春が始まったばかりのオーストラリアですが、この地域では5日間ほど晴天続きで日中の気温も30度を超えています。明後日からまた少し寒さが戻る予報が出ていますが、このまま順調に育てば今年のマカデミアナッツは豊作になりそうです。

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2011年9月11日 (日)

タスマニア産とニュージーランド産 ラベンダーの使い分け

30_harvesting_jan_2008_i_1_2_1ティーツリーファームズではオーストラリアのタスマニア島で栽培されている「タスマニアンラベンダー」とニュージーランドのクライストチャーチ近郊で栽培されている「ニュージーランドラベンダー」の2種類のラベンダーオイルを出荷しています。どちらも真正ラベンダーとも呼ばれ、Lavandula angustifolaという学名のラベンダーなのですが、その成分構成は対称的で香りにも大きな違いがあります。

タスマニアンラベンダーがリナロールという成分を豊富に含んだ強いフローラル感のある香りであるのに対して、ニュージーランドラベンダーはリナロールを15%ほどに抑えたアッサリしたスッキリ感のある香りに仕上がっています。同じラベンダーといえ、これだけ香りに違いが大きいと「使い分け」について考えてしまいます。そこで具体的な使い分けについて考えてみましょう。

スッキリ感のあるニュージーランド産はエアフレッシュナーに適しています。特にリナロールの含有量が少ない分、「一般的なラベンダーの香りが苦手」と感じる方にとっても抵抗が少なく、比較的人の出入りの多い空間、たとえば店舗などでも使用しやすいかと思います。このほか、スッキリ系の香りを生かして手作りコスメの素材としても活用できます。芳香ならミント系とのブレンドにもこちらの香りの方が合うかと思います。

タスマニアンラベンダーの場合はフローラルで濃厚な香りを生かしましょう。ヨーロッパ産のラベンダーなどに多い、ツンとする香りがとても少ない事からフローラル感が一層深く感じられる特質がありますので、リラクゼーションのための寝室での使用がお勧めです。華やかな香りが増す分、ゴージャスさを演出するための香水の素材としても活用できる場面が多いのではないでしょうか。
浴室でのリラックスタイムにも適していますので、ホホバオイルなどに加えてアロマバスに活用したり、入浴用の手作り石鹸の素材として活用する方法もあります。

これらの使い分けはあくまでもオイルの香りと成分が持つ特性を元にした一つの目安であり、もちろん使用するお客様の感性に合わせてもっと自由に使い分けていただく事ができます。
ラベンダーは世界各国で生産されている上、産地や生産年による香りの違いが大きいので、知れば知るほど奥の深さに都度驚かされるオイルでもあります。(実は私自身も香りの違いに魅了されて、たくさんコレクションしてしまいました)
手元にある1本のラベンダーオイルや、「ラベンダーの香り」などと書かれて売られている市販の除菌スプレーの香りだけでラベンダーのイメージが出来上がってしまっているなら、それはあまりにももったいない! もっともっと、様々なラベンダーの香りを是非とも知っていただきたいと思います。


タスマニアンラベンダー
http://www.teatree.jp/TTF/tt_tas_product.htm

ニュージーランドラベンダー
http://www.teatree.jp/TTF/NZLavender_product.htm

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2011年9月 6日 (火)

南半球 今年のインフルエンザは新型が蔓延でした

南半球、オーストラリアは冬の終わりがようやく見え始め、少し春っぽくなってきた頃合いです。今年の冬は例年より風邪の流行が多く、様々な症状で繰り返しダウンする人が多くみられました。

友人の救急医に聞くと今年はインフルエンザ、特に数年前に新型インフルエンザといわれて騒がれた、あの豚インフルエンザ(スワインフルー)が大流行していたのだとか。このインフルエンザ自体は感染力が強いものの毒性が強いわけではないので、既に医療現場では特別視することはなく、通常のインフルエンザと同じように診療・処置をしているのだそうです。

今年はこの新型インフルエンザを中心に複数のタイプのインフルエンザが流行したこともあり、長期間、ダウンする人も多くなったようだ、とこの友人は解説してくれました。


これから秋、冬に向かって徐々にインフルエンザが気になる季節を迎える北半球ですが、うがいや手洗いといった基本的なケアで予防する事も可能です。手洗いなら液体石鹸にティーツリーオイル水でうすめてつかえるティーツリーオイルなどを加えて抗菌石鹸を作っておくのもオススメ。うがいにはティーツリー20%希釈オイルも便利です。

ディフューザーをお持ちの方であれば抗菌エッセンシャルオイルで空気・空間の抗菌を習慣づけておくのも良いのではないでしょうか。

これからやって来る風邪の季節を上手に乗りこえるためにも、エッセンシャルオイルをうまく活用していただきたいと思います。

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