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2010年4月17日 (土)

想像外・・・激安オイルの結末

2009makingeo6先日、友人でありティーツリーオイルのサプライヤー(卸問屋のような会社)で働くA氏から面白い話を耳にしましたのでご紹介したいと思います。
最近、中国でもティーツリーを栽培・オイルの生産が行われています。ある日、A氏のところに中国の農園よりティーツリーオイルの売り込みがありました。とにかく異様に安いオイル・・・そこでA氏は試しにサンプルを取り寄せてみることにしました。
ところが届いたサンプルは想像外の驚きをもたらしてくれました。何故なら私たちが知っている「ティーツリー」とは全く違うモノだったからです。早速、成分の解析を行ったところティーツリーオイルの品質を定めているISOの規格を全く満たさないどころか、抗菌効果のある成分として最も重要視されるテルピネン4オールの含有量がなんと0%・・・

農園は間違ったオイルを送ってきたのでしょうか・・・いいえ、正真正銘のティーツリー(Melaleuca alternifolia)のオイルでした。ただ、ケモタイプが違っていたのです。

ケモタイプとは同じ種類の植物でありながら、樹木の特性や生育環境などにより全く異なった成分構成のエッセンシャルオイルが抽出される事があることから、樹木の種類だけでなくそのオイルの成分構成の特徴により更に細分化して分類しているものです。例えるなら血液型のようなものでしょうか。実はティーツリーにも複数のケモタイプが存在しています。しかし、実際にエッセンシャルオイルとして利用価値が認められ、栽培されているのはティーツリーの中でもテルピネン4オールの含有量が多い『テルピネン4オール・ケモタイプ』のみであり、このケモタイプのオイルがティーツリーオイルとして世界中に広く流通しているのです。

しかしこの農園のオイルはケモタイプが違っていました。つまり市場において全く商品価値のないオイルだったのです。この農園主はこの事に気がついた上で売り込みをしていたのか分かりませんが、少なくともティーツリーの種を入手した際には異なったケモタイプであることは認識していなかった事でしょう。かくして、この中国の農園の売り込みは失敗に終わります。安さの裏にはワケがある・・・

昨今、デフレ社会ということで「ただ安ければ良い」的な風潮があるように感じられますが、コストがゼロでもない限り、適正な価格というものが必ず存在します。これを下回る価格が設定された場合、必ず誰かが「犠牲」を払っているのです。メーカーが「犠牲」を負っているならば消費者にとってメリットがありますが、「品質を落とす」ことにより原価を下げているのであれば真の「犠牲」は消費者が払っていることになります。実際、純粋なローズオイルとして安価に売られていたオイルが実は成分解析機器では検出されにくい無色無臭の化学薬剤で10倍に希釈されていたケースがありました。激安商品にはやはり裏がありました。


ただ安ければよいのではなく、高ければ良いわけでもなく・・・真に良質な商品をフェアな価格でお届けします。Tea Tree Farmsにご期待下さい。

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