インフルエンザ予防など、屋内空間の抗菌にお勧めしているのが超音波式(ウルトラソニック)のディフューザー。今日はTea Tree Farmsで実際に使用しているディフューザーをご紹介したいと思います。

日本で多い縦長のイメージとは大きく異なる形で、ポットの上蓋部分のような形です。実はこのディフューザー、オーストラリアのデザイナーによって新たに開発されたもので、屋内空間の抗菌を目的とした使用、つまりメディフレグランスのオイルを効率的に拡散するために最適化された形状をしています。
実は縦に長い従来型のディフューザーの場合、超音波によって発生したミストが筒状の容器内で滞留してしまい、機種によってはミストの40%近くが外部に拡散されることなく、再びディフューザーの内部に戻ってしまうという事がわかりました。この事は香りを楽しむ事だけを目的にするならば特に問題にならないのですが、抗菌を目的にオイルを空気中に安定して拡散したい場合には大きな障害となります。

筒状に背が高い機種はデザイン性に優れているのが魅力ですが、抗菌を目的に安定して大きな量のミストを拡散したい場合、超音波の振動板とミストの吹き出し口が近い方が効果的ですから、必然的に背の低い形状になります。
私自身、このディフューザーを初めて見た時には「デザイン的には他社さんのものの方が格好良いな」と感じましたが、実際に使ってみるとそのミストの噴霧量と安定性が格段に違っており、このデザインに帰結した理由がよくわかりました。

ボタンは3つとシンプル。運転は連続運転のほか、2時間連続運転の後に自動停止、5秒間運転の後40秒間停止の繰り返し、15秒間運転の後50秒間停止の繰り返し、30分間運転の後15分間停止の繰り返しの5つの運転モードがあり、使用環境によって使い分けられます。運転中は蓋の部分でLEDを光らせる(青・緑・赤の3色のほか、これらが自動で変化するモードもあります)事もできますので子供の寝室ではナイトライトの代わりになります。もちろんLEDを含めて全てのライトを消す事もできますので、暗くないと寝れない私にはこのモードを活用しています。
水量は250mlも入りますから、一晩中使用しても十分ですし、仮に水が一定量を下回った場合は自動停止してくれますから手がかかりません。ということで風邪をひきそうな兆候があるときには欠かさず使っています。
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なお、このディフューザーは日本未発売のもので、開発に協力したという縁もあって実は日本向けの販売権はTea Tree Farmsが取得しています。このユニットの卸売や小売販売など関心をお持ちの方がおられましたらTea Tree Farmsまでご連絡下さい。
https://www.teatree.jp/mail/
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<5月18日 追記>
ご紹介しておりますディフューザーは現在、Tea Tree Farmsとして日本への出荷を行っておりません。しかしながら本機をご希望されるお客様よりのお問い合せを多くいただいておりますことから、オンラインショップでの取り扱いを検討させていただきたいと思います。