ブルーサイプレスオイルの知られざる由来
Tea Tree Farmsでは本日、40本の数量限定にてブルーサイプレスオイルの取扱を開始させていただきました。
で、このブルーサイプレスオイル。約40年前に植樹されたサイプレスの木から抽出されているのですが、当初の目的はオイルの抽出ではなく、床材、フローリング用の木材のために植樹されたものだったことはあまり知られていません。実はオーストラリア産のサイプレスの木はシロアリがつかない木として建築の世界では結構有名なのです。
植樹からしばらく後となる1974年、この木を植えた地域に強力なサイクロン(台風の南太平洋版ですね)がやってきました。その結果、サイプレスの木は曲がり、痛んでしまい、当初の目的としての床材としての利用価値がなくなってしまいました。結果、このプランテーションは放置され、農薬や肥料どころか、全く人の手が入らない環境になりました。
それから十数年が経過した後、エッセンシャルオイルのスペシャリストが誰もが持て余したこの木をからオイルを抽出する事を考えました。しかし巨大な樹木からのオイルの抽出は技術的な障害も多く、難航を極めました。そして最終的に抽出されたのがこの青い色の精油、ブルーサイプレスのオイルだったのです。
やがてこの香りは2000年に行われたシドニーオリンピックの香りとして採用され、知名度が上がり、現在では日本をはじめ、多くの国のアロマテラピストを魅了しています。
ブルーサイプレスオイル。まさに偶然から生まれたオイルと言えるのではないでしょうか。
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