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2007年8月25日 (土)

「ユーカリオイル」って何のオイル?

オーストラリアでも「ユーカリ」、「ユーカリプタス」とだけ書かれた精油の瓶を時折見かけます。これって何のオイルでしょう???

もちろんユーカリオイルなのでしょうがユーカリには様々な種類があって、それぞれから全く成分も香りも違うエッセンシャルオイルが抽出されています。これらを全てひとくくりにして「ユーカリオイル」というのでは、あまりにも乱暴な区分ともいえます。

一般に「ユーカリオイル」という名で売られているのはグロブルス種のオイルです。中でも安価な中国産のオイルが中心です。ツンと刺激のある独特の香りですね。しかし時折、そんな期待を嬉しくも裏切ってくれるオイルがあります。

私が「ユーカリオイル」とだけ書かれたボトルを手にして一番驚かされた香りはカンガルーアイランドのユーカリオイルでした。このオイルはこの島に生えるシネオリフォリア種のユーカリから抽出されたオイルです。この島の人にとっては当たり前の香りなのかもしれませんが、刺激が少なく、ウッディー名香りの強いこのオイルは一般に「ユーカリオイル」として知られている香りとは明らかに異なります。

また、ある日本の新聞記事では「ユーカリオイルには虫よけ効果があり・・・」と書かれていました。しかしグロブルス種のユーカリには虫よけ効果はありません。この場合のユーカリオイルとはシトリオドラ種のことと思われます。Tea Tree Farmsではレモンユーカリの名で取り扱っています。

とまあ、一口にユーカリオイルと言っても様々。Tea Tree Farmsの場合は全てオーストラリア産でグロブルス種、ラディアータ種、シトリオドラ(レモンユーカリ)種、シネオリフォリア種(カンガルーアイランド)、ブルーマリー種、シュタイゲリアナの6種類の取扱があります。成分表を公開していますので比較していただければお分かりと思いますが、その成分構成も様々。そして香りもそれぞれに全く異なります。

お手元に「ユーカリオイル」をお持ちのお客様は、そのユーカリがどんな種類のユーカリなのかをちょっと意識して楽しんでみられてはいかがですか?

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「Tea Tree Farmsのティーツリーオイルはケモタイプですか?」

「Tea Tree Farmsのティーツリーオイルはケモタイプ精油ですか?」

時折、このようなご質問をいただきます。
「ケモタイプ」という名前が品質をあらわすグレードのようなものと誤解されているケースがあるようで、このようなご質問につながるのかな、と思い今回ご説明をさせていただきたいと思います。

実は同じ種類の植物から抽出されたにも関わらず、抽出される精油の成分が全く異なる事があります。この違いですが、植物の個体ごとの差異や植物が育った土壌、収穫される時期などが影響しています。オイルの成分構成が異なれば当然香りも違いますし、アロマテラピーとして期待できる効果にも違いが出てくることになります。
植物の名前だけで区分しても、こうした成分の違いまで区分する事ができないため、それを区分する為に植物名に加えて成分構成でさらに詳細に区分した単位を「ケモタイプ」と呼んでいます。
ラベンダーオイルのように古くから産地によって香りに明らかな違いがある事が知られているものもあります。この場合、フレンチラベンダーやタスマニアンラベンダーといった産地名を冠した名前で区分されていますが、これもケモタイプの区分に似た役割を果たしていると言えるでしょう。


で、冒頭のご質問の答えになるのですが、当ファームのティーツリーオイルはケモタイプ精油になります。しかしケモタイプの表記はありません。その理由ですが・・・

元来、ティーツリーの木にも色々なケモタイプが存在しています。その中で殺菌効果の高い「テルピネン4オール」という成分を多く含み、刺激成分となる「1,8シネオール」という成分の含有が少ないケモタイプのオイルに商品価値があることから、このケモタイプの木のみが商業生産され、オイルが抽出されるようになりました。つまりこの「テルピネン4オール・ケモタイプ」以外のケモタイプの木からはオイルが生産されることはなく、結果的にケモタイプ表記をする必要がない、というのが真相なのです。

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2007年8月23日 (木)

精油を使った夏場の生ゴミ対策

この記事ですが、8月20日配信のメールマガジンに掲載した記事なのですが、より多くに皆さんに活用していただこうと考え、ブログに再掲載させていただきます。

夏場、生ゴミをゴミ箱に入れる際、鼻をつまみながらポイと入れている方はいませんか? 臭いだけでなくハエや小バエが湧いて困っている方も多いことでしょう。
こんな時にこそエッセンシャルオイルを「贅沢」に使ってみましょう!

使い方は簡単。生ゴミの入ったゴミ箱に数日置きに数滴、エッセンシャルオイルをドロップするだけ。これだけで臭いもかなり抑えられますし、ハエや小バエも寄ってこなくなりました。
使用した精油ですがティーツリーのほかユーカリ、ペパーミントなど様々なもので同様の効果がありました。精油のほかヒーリングスタイルのダニ駆除スプレーでも効果がありました。

実験の結果では様々なオイルで効果が実証できましたが、成分上から最も有効と考えられるのはやはりティーツリー。何より殺菌効果が強力です。ティーツリーを軸にユーカリやレモンユーカリなどをブレンドしてオリジナルのゴミ箱対策ブレンドを作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

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2007年8月 7日 (火)

ユーカリの電柱

突然ですが、今日の話題は電柱。
日本ではコンクリート製の電柱ばかりですが、オーストラリアでは木製の電柱が今でも主流です(というか、そもそもコンクリート製のものを見た事が無い気が・・・田舎だからでしょうか??)。
で、この電柱に使われているのがユーカリの木なのです!

Denki

で、このユーカリの木ですが実にまっすぐに、杉の木のように伸びてくれるので、形として電柱に最適な上、虫食いの被害に合うことも少ないので、実に頼りになる電柱になってくれています。

Denki

もちろん、表面には木が腐りにくいように薬品が塗布してありますので、やや緑がかった色に仕上がっています。
写真の電柱は街中の電柱ではなく、フットボール(オーストラリア式のラグビー)の競技場に設置されたものですので、通常よりかなり高いものです。15~20メートルほどはあるのではないでしょうか。

大都市の中心部や新興住宅地では最近は地中に埋めてしまうのが主流ですので電柱にはあまりお目にかかりませんが、少し古い町を訪れると、まだまだこんな「ユーカリの電柱」に必ず出会うことでしょう。オーストラリア旅行をされる方、旅の話題の一つにちょっと「ユーカリの電柱」を探してみてはいかがですか?

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