今日は友人のビルに誘われて、オリーブオイル農園に行ってきました。去年、頒布をさせていただいたオリーブオイルを作っている農園とは別の農園で、規模も自称「ホビー(趣味)農園」と言うほどの大規模なものではありませんが、さすがオリーブの本場から来たイタリア系移民のアンジェロさんはこだわりがありました。
まず、この機械。オイルを絞る低温圧搾機なのですが、ステンレス製で、もちろんイタリアからの直輸入品です。一台数百万円しますから、既にこの段階で「趣味」なんて思えませんね。
この機械は既に家庭用電源では動かせる大きさではないため、このファクトリーの隣には大きな自家発電気が設置されています。
オリーブオイルですが、まずは上の写真で手前側にあるオリーブの投入口よりオリーブの実を投入する事から始まります。
投入されたオリーブはまず、ここで細かく砕かれます。硬い種を一緒に砕くため、機械は大変大きな音をたてて動きますので、耳栓が欠かせません。
砕かれたオリーブはペースト状になり、下部の丸いタンクの中に集められます。
ペースト状になったオリーブはしばらくそのまま、かき混ぜられます。収穫の時期や種類によりオリーブに含まれるオイルの量が異なり、このかき混ぜる時間が違ってくるそうです。
しばらくかき混ぜたあと、いよいよ圧搾です。
このペーストを搾り、オイルと搾りかすが分離されます。
画像ではこの圧搾機の蓋を開けて中の様子を撮影しています。手前側に搾りかすが集まり、向こう側にオイルが分離されます。
搾られて出てくるオイルは本当に「チョロチョロ」という感じ。それでもティーツリーオイルと比較すると、たるかに高いオイルの含有量なのですが・・・。この搾りたてのオリーブオイルが、また格別の風味、独特の香りを持っています。この農園では1週間ほどかけて、搾りかすを沈殿させたオイルを販売していますが、今回は特別のこの搾ったばかりのオイルもいただいてきました。
<その2 につづく>