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2007年4月25日 (水)

ネクタリンの花

4月のオーストラリア。南半球ですから単純に半年季節が違うと計算して、北半球に置き換えれば10月でしょうか。

で、当ファームオフィスの近所では既にネクタリンの花が咲き始めました。ネクタリン、そう、桃のような果実で表面がツルッとしている、桃とプラムの間のような果物ですね。

Nectarine まるで桃の花のようですから、なんだかもう春が来たような気持ちになります。
日本ではやはり3~4月頃に咲く花のようですから、本当に春の花なのですけど。
かといって、別に狂い咲きしているのではなく、単純に暖かいからもう咲いているんですね。

オーストラリアは南北にも広い大陸ですから、当然気温の分布も広いワケで、桃やネクタリン、プラム、アプリコットといったフルーツも、1年間のうちの8ヶ月間ほどの長い期間、ずっと国産のものが売られています。

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2007年4月19日 (木)

ティーツリー 季節はずれの収穫の理由

ティーツリーの畑。
猛暑と干ばつが話題になったオーストラリア大陸でしたが、ティーツリーの生産されるこの地域では逆に涼しく、雨の多い夏になり、ティーツリーの畑の生育も順調です。

とはいえ、まだ収穫をするには早い膝丈ほどの小さな木が広がる畑。しかし、今年は既に収穫が始まりました。その理由はある「噂」。
もうすぐ大雨が降って洪水が来るのではないか、という噂が流れているのです。

もし、洪水が来て畑がしばらく水没してしまうような事になると、さすがのティーツリーの木もダメージは免れません。加えて、もともと湿地帯に多い畑ですから、刈り取りのためのトラクターが入れるほどに地面が整うまでには時間がかかりますから、今年の収穫期に間に合わないかもしれない・・・今、刈り取れば量は少ないですがオイルが生産でき、お金になりますが、もし洪水が来ればゼロになってしまう・・・
という事で、今年は季節はずれのハーベストがあちこちで始まりました。

果たして噂が正しいのか・・・ある農場主曰く、「これはギャンブルだね」。

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2007年4月14日 (土)

搾りたて! オリーブ農園に行ってきました (その2)

Olive9

そして、これが搾りたてのオリーブオイルです。写真では黄色い色が強く写っていますが、実際にはもう少し緑がかった色をしています。
今回、この搾りたてのオイルに加えて、2週間半ほど前の3月25日に搾ったというオイルも一緒に買ってきました。こちらの方がやや沈殿が進んで色は薄めになりますが、それでもわたしたちな慣れ親しんでいる透明なオイルとはかなりイメージの異なるものでした。
アンジェロさんの農園では、しばらく沈殿濾過した後に、フィルターを通してろ過したものを、瓶詰めにして販売しているそうです。

Olive10 商品の種類はまだ少なく、生産量もまだわずか。ラベルも一部が手書きで記載されてとても素朴なイメージに仕上がっています。
しかし、農園にはまだ若いオリーブの木が目立ちますので、これから徐々に本格的にオリーブオイルが生産される事になるのでしょう。
オイルと並んでいる瓶詰めのオリーブですが、わたしには少し苦味が強く好きになれない味でしたが、この苦味は加工前のオリーブの洗浄時間によって変化してくるという事でした。また、この「苦味」こそがオリーブの実の旨さなのだとか。この苦味を旨いと思えないのは私の修行が足りないのが原因のようで・・・。

Olive7 まだホビー(趣味)段階とはいえ、広大な農園が広がります。農園にはナンバープレートのついていない大型の4輪駆動車が。オーストラリアでも私有地内だけで利用する車はナンバー登録をする必要がありません。そう、つまり専用車で移動しなければ回れないほど大きな農園という事ですね。

オリーブの木の下にはオリーブオイルの搾りかすが置かれていました。これはそのままオリーブの木の肥料になります。

Olive8

果実をそのまま圧搾するのですから、気になって尋ねてみたのですが、アンジェロさんの農園では一切農薬を使用せずに栽培しているという事でした。

ところで、搾りたてのオリーブオイルはジュースのようにそのまま飲める、という話しを聞いた事がありましたので、挑戦してみました。いわゆる「油っぽさ」は全く感じさせませんので、これは本当でした。ただ、高品質なオリーブ独特の喉をチクチクさせる独特の感覚が強く、がぶ飲みできるようなものではありませんでした。

今回の農園見学の際に友人のビルとの話の中で、かれの友人の農園で完全無農薬栽培のぶどう酒農園・ワイナリーの話があるとのこと。もうすぐ新酒の時期だということ。次回はワイナリー見学に行ってきたいと思います。

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搾りたて! オリーブ農園に行ってきました (その1)

今日は友人のビルに誘われて、オリーブオイル農園に行ってきました。去年、頒布をさせていただいたオリーブオイルを作っている農園とは別の農園で、規模も自称「ホビー(趣味)農園」と言うほどの大規模なものではありませんが、さすがオリーブの本場から来たイタリア系移民のアンジェロさんはこだわりがありました。

Olive2 まず、この機械。オイルを絞る低温圧搾機なのですが、ステンレス製で、もちろんイタリアからの直輸入品です。一台数百万円しますから、既にこの段階で「趣味」なんて思えませんね。

この機械は既に家庭用電源では動かせる大きさではないため、このファクトリーの隣には大きな自家発電気が設置されています。

Olive3 オリーブオイルですが、まずは上の写真で手前側にあるオリーブの投入口よりオリーブの実を投入する事から始まります。
投入されたオリーブはまず、ここで細かく砕かれます。硬い種を一緒に砕くため、機械は大変大きな音をたてて動きますので、耳栓が欠かせません。

砕かれたオリーブはペースト状になり、下部の丸いタンクの中に集められます。

Olive4 ペースト状になったオリーブはしばらくそのまま、かき混ぜられます。収穫の時期や種類によりオリーブに含まれるオイルの量が異なり、このかき混ぜる時間が違ってくるそうです。
しばらくかき混ぜたあと、いよいよ圧搾です。
このペーストを搾り、オイルと搾りかすが分離されます。

Olive5 画像ではこの圧搾機の蓋を開けて中の様子を撮影しています。手前側に搾りかすが集まり、向こう側にオイルが分離されます。

Olive6 搾られて出てくるオイルは本当に「チョロチョロ」という感じ。それでもティーツリーオイルと比較すると、たるかに高いオイルの含有量なのですが・・・。この搾りたてのオリーブオイルが、また格別の風味、独特の香りを持っています。この農園では1週間ほどかけて、搾りかすを沈殿させたオイルを販売していますが、今回は特別のこの搾ったばかりのオイルもいただいてきました。
<その2 につづく>

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2007年4月 8日 (日)

逸品? 一品90万円の夕食

今日はティーツリーとは全く関係のない話題なのですが・・・

つい先日、海沿いのレストランで夕食を食べたときのお話。
食べ終わって出てきた請求書がこれでした。

9000dollers_dinner 一品が9000ドル。最近の為替レートで換算すると何と90万円という、とても「素敵」な値段になります!

で、何がそんなに高いかといいますと、料理の名前は「フィッシュ・オブ・ザ・デイ」。直訳すれば「その日の魚」と言う名前の、日替わりの魚料理です。なので料理の内容も、値段も毎日変わります。

もちろん、本当にこんなに高いわけはなく、その日の料理の価格をレジに入力する際に間違って入力してしまった事が原因の、単純なミスですから、店員さんとも笑い話で済みましたが、価格があまりにも素敵なので、思わず請求書をもらって帰ってきてしまいました。

で、そのレストランが90万円を請求しようとした料理が、下の写真。たしかに美味しい魚料理ではありましたが、90万円払うほどの料理には見えませんね(笑)。

9000dollers_dinner2

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